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トヨタ製「なんちゃってクロスオーバーSUV」はハリアーから始まった!

クロスオーバーSUVブームが今ほど盛り上がっていないころ、トヨタで初めての大型クロスオーバーSUVとして発売されたのがこのハリアーです。
このハリアーは「大型クロスオーバーSUV」として初となるばかりではなく、その後のトヨタの「クロスオーバーSUV」像を作ったモデルとしても有名で、トヨタ流「なんちゃって」としても初のモデルとなります。
ここではそのハリアーがどういう車なのかを見ていきたいと思います。

クロスオーバーSUVとは

ハリアーのことを語る前にこの車が属している「クロスオーバーSUV」というものどういった車なのかを理解しておく必要があります。

クロスオーバーSUVとは、簡単にいえば・・・

既存の乗用車のコンポーネントを使ってSUV風に仕立てた車

のことを言います。

SUVの絶対条件である・・・

★SUVに必要な条件

ラダーフレームを使用して作っていること
(ピックアップトラックベースということからきている)
・優れた積載能力を持つこと
(ピックアップトラックベースということからきている)
・使用目的がアウトドアスポーツ・アウトドアレジャーであること
(これがピックアップトラックから転用された理由)
・ほどほどのオフロード走行性能を持っていること
(アウトドアスポーツ・アウトドアレジャーに伴うため)

のどれか一つ以上の条件をクリアできていないSUV風に作られたモデルのことをクロスオーバーSUVといいます。
現実的には既に生産がストップしている乗用車用のラダーフレームの代わりに既存のモノコックフレームを使って作れていることが多いので、ラダーフレームを使用して作っていること」をクリアできていないということからSUVではなく「クロスオーバーSUV」と別のジャンルとして扱います。

よく・・・

・クロスオーバーSUVはSUVの一種である
・クロスオーバーSUVとSUVは同じもの、呼び方が違うだけである

といったことが言われたり、扱われたりしますが、確かに自動車メーカーを筆頭として自動車関連の商品やサービスで儲けを出している企業、店舗などではクロスオーバーSUVをSUVなどという場合があります。
しかしこれは販売戦略上、「クロスオーバーSUV」と呼ぶより「SUV」と呼んだ方が「かっこいい」「本格的」などといったいい方向のイメージを持たれるからで、商品を売るために消費者をだましている行動以外の何物でもありません。

それを真に受けてあたかも正しいことのように扱っているウィキペディアの記事も大間違いで、それを管理する人間(Y-dash)などの知識の無さを露呈しているようなものです。

トヨタ・ハリアーってこんな車

日本にまだ「SUV」とか「クロスオーバーSUV」という言葉がまだあまり使われておらず、それらを「RV」などと間違った呼び方(RVとはキャンピングカーのことを指す言葉)をしていた1990年代、その頃にトヨタからRAV4という車が発売されました。
見た目はちょっとクロスカントリー4WD風で、構造的にもロードクリアランスが高くタイヤも大きい、4WDシステムもフルタイム4WDながらセンターデフをもつ本格的なフルタイム4WDシステムを搭載するなどまさにクロスカントリー4WDに近いものを持っていました。
しかし、蓋を開けるとベースはセリカということでハードはオフロード走行はできないというちょっと中途半端な車として作られていましたが、現在のトヨタのクロスオーバーSUVのような「ほぼ乗用車」といった作りではなく、大半の部分をRAV4だけの作りとしていたのでした。

日本人はそういった中途半端な車が大好きであるようで、以外にも大ヒットモデルとなり、このRAV4がトヨタのモデルバリエーションに新たなジャンルを作った形となったのです。

それに気を良くしたトヨタは、今度はRAV4のようなクロスオーバーSUVで大儲けしようと考えました。
そして作られたのがレクサス(現・北米レクサス)専売モデルとなるRXだったのです。

このモデルは日本ではからっきし売れない車でしたが北米エリアではそこそこ人気のあったカムリをベースにして作られたクロスオーバーSUVで1998年に発売されました。

オンロードを走る車として設計された4ドアセダンのカムリのプラットフォームを流用して、それに専用のボディをかぶせ、同型でありながらエンジン排気量を拡大したエンジンを載せ、コイルスプリングの有効長によって車高を高めるといった非常にお金のかからない方法でカムリから作りだしたのです。

ということは見た目はそれっぽくはなっているが、中身はカムリ以外の何物でもないこと、オンロードだけを走る性能しか持っておらず、オフロード走行などできないクロスオーバーSUVとして作られてしまっているということになります。

実はこれが現在のトヨタのクロスオーバーSUVの在り方であるといってよく・・・

「既存のオンロードモデルにちょっとだけ手を加えてSUV風の車を作る」

という形でコストもかけずに別のモデルを作り、それで大儲けしようという考え方をするようになった最初のクロスオーバーSUVとなったのです。

こういったクロスオーバーSUVのことを裏の自動車界では「なんちゃってクロスオーバーSUV」と呼びます。
そもそもクロスオーバーSUV自体がSUVを作り損ねて、乗用車のモノコックフレームを使ってSUV風に作ったことから・・・

「なんちゃってSUV」

などと呼ぶことができるのですが、RXのようなほとんどがベースモデルと同じで、見た目だけをクロスオーバーSUV風にしたものを更なる模造品、そっくりさんモデルとして・・・

「なんちゃってクロスオーバーSUV」

と呼ぶようになったのです。

RAV4ぐらいの流用であればクロスオーバーSUVでいいと思いますが、RXぐらいの流用範囲となると「なんちゃってクロスオーバーSUV」と呼ぶべきだと思います。

ちなみに現在のトヨタのクロスオーバーSUVはすべて「なんちゃってクロスオーバーSUV」です。

「なんちゃってクロスオーバーSUV」として作られたRXは当初は、高利益率となる北米エリアのレクサス(現・北米レクサス)で販売するモデルとして開発がすすめられていたのですが・・・

「せっかく作ったのだから、もったいないから日本国内でも売ってみるか・・・」

といったトヨタの悪い癖が出たことから日本国内でもトヨペット店で販売されることになったのです。
それがこのハリアーです。

日本国内向けのハリアーは、大衆モデルとして売ることになったことからRXから豪華装備や快適装備を取り外した廉価モデルという形で作られていました。

そしてこの車が「なんちゃってクロスオーバーSUV」であることをリカバリーするかのように・・・

・「都会派SUV」
・「高級クロスオーバーSUV」
・「オンロード仕様のクロスオーバーSUV」

などいった言葉を使って・・・

「オンロードしか走れなくてもいい車なのです」

と言いたげな販売戦略を取っていたのもトヨタのうまいところです。

ハリアーが発売されたのはRXよりもわずかに早い1997年で、2003年にモデルチェンジを受け2代目モデルとなりハイブリッドモデルを追加しながら売られ続けていったのですが、その2代目モデルの途中でハリアーの将来に大きな影響を与える出来事があったのです。

二代目ハリアー

それがRXよりも下のクラスとなる「なんちゃってクロスオーバーSUV」(トヨタ的にはクロスオーバーSUV)を作ろうという計画でした。
日本ではあまり売れていなかったハリアーも北米エリアではそれなりに売れており、それを見たトヨタは「北米エリアならクロスオーバーSUVで大儲けできる」と判断してRX1台だけでなくもっとバリエーションを増やそうとしたのです。

その際に日本国内でのハリアーの販売不振が取りざたされて、その理由として・・・

・ボディサイズがおおきすぎて取り回しが大変であること
・エンジン排気量が大きいことから燃費性能が悪く、自動車税も高くなること

といったものがあることを知ったことから、生産コストのことを考えて、RXの下のクラスとなる小型クロスオーバーSUVをボディサイズも小さく、エンジン排気量も小さくしたハリアーの兄弟車として作ることにしたのです。

これが2013年に発売されたU60系型ハリアーと2014年に発売されたZ10系型NXなのです。

なので、ハリアーは初代モデルから2代目モデルまではRXの兄弟車、3代目モデルはNXの兄弟車ということとなり、更に初代モデルから2代目モデルまでは「大型クロスオーバーSUV」として作られ、3代目モデルでは「中型クロスオーバーSUV」へと格下げになったということになるのです。

トヨタ・ハリアーのモデル構成・グレード構成

ハリアーにはパワーユニットの違いとドレスアップモデルによって4つのモデルが用意されています。

NAエンジンモデル

NAエンジンモデルには3つのグレードと1つのサブグレードが用意されています。

・エレガンス グレード(2WD・4WD)
・プレミアム グレード(2WD・4WD)
・プレミアム・メタルアンドレザーパッケージ グレード(2WD・4WD)
・プログレス グレード(2WD・4WD)
・プログレス・メタルアンドレザーパッケージ グレード(2WD・4WD)

廉価グレードとなるのは「エレガンス」グレードで下記のような装備が採用されています。

●「エレガンス」グレードの主要装備

・225/65サイズタイヤ
・17インチ×7Jアルミホイール
・LEDロービームヘッドランプ
・Toyota Safety Sense(Toyota Safety Sense P)

プリクラッシュセーフティ
レーンディパーチャーアラート
オートマチックハイビーム
レーダークルーズコントロール

・LEDフロントフォグランプ風タウンランプ
・サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ディンプル加工本革巻き3本スポークステアリングホイール
・ステアリングスイッチ
・マニュアルチルト&テレスコピックステアリング調整機能
・スマートエントリー&スタートシステム
・イモビライザーシステム
・オートアラーム
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン
・(ブラックカラーかダークサドルタンカラーのどちらか)ファブリック+合成皮革シート生地
・運転席8ウェイパワー調整機能
・助手席4ウェイマニュアル調整機能
・運転席2ウェイ電動ランバーサポート
・6スピーカー

上記の装備に・・・

・235/55サイズタイヤ
・18インチ×7.5Jアルミホイール
・スーパーUVカット&IRカット機能・撥水機能付フロントドアグリーンガラス
・アダプティブハイビームシステム
・LEDヘッドランプ
・LEDシーケンシャルターンランプ
・LEDコーナリングランプ
・LEDデイライト
・自動防眩インナーミラー
・黒木目×幾何学柄本革巻き3本スポークステアリングホイール
・電動チルト&テレスコピックステアリング調整機能
・パワーバックドア
・ナノイー機能

を追加したのが「プレミアム」グレードで、それに・・・

・プレミアムナッパ本革シート生地
・運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション
・運転席8ウェイパワー
・助手席4ウェイパワー
・運転席電動4ウェイランバーサポート
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・運転席オートスライドアウェイ
・ピアノブラック加飾ドアスイッチベース
・アルミヘアライン加飾シフトパネル
・アルミヘアライン加飾+カップホルダー・小物入れ付フロントコンソール

を追加したのが「プレミアム・メタルアンドレザーパッケージ」グレードとなります。

プログレス」グレードは「プレミアム」グレードの装備に・・・

・インテリジェントクリアランスソナー
・パノラミックビューモニター
・カメラ/エンブレムマーク付足元照明サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・T-Connect SDナビゲーションシステム
・JBLプレミアムサウンドシステム

を追加したもので、これに・・・

・プレミアムナッパ本革シート生地
・運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション
・運転席8ウェイパワー
・助手席4ウェイパワー
・運転席電動4ウェイランバーサポート
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・運転席オートスライドアウェイ
・ピアノブラック加飾ドアスイッチベース
・アルミヘアライン加飾シフトパネル
・アルミヘアライン加飾+カップホルダー・小物入れ付フロントコンソール

を追加したのが「プログレス・メタルアンドレザーパッケージ」となります。

ターボエンジンモデル

ターボエンジンモデルのモデル構成はNAエンジンモデルと全く同じ、3つのグレードと1つのサブグレードといった形になります。

・エレガンス グレード(2WD・4WD)
・プレミアム グレード(2WD・4WD)
・プレミアム・メタルアンドレザーパッケージ グレード(2WD・4WD)
・プログレス グレード(2WD・4WD)
・プログレス・メタルアンドレザーパッケージ グレード(2WD・4WD)

ターボエンジンモデルで廉価グレードとなるのは「エレガンス」グレードで、下記のような装備が採用されています。

●「エレガンス」グレードの主要装備

・235/55サイズタイヤ
・18インチ×7.5Jアルミホイール
・パフォーマンスダンパー(フロント・リヤ)
・マフラーカッター
・専用フロントグリル
・カーボン調エアロスタビライジングフィン付きリヤコンビネーションランプ
・LEDヘッドランプ
・LEDシーケンシャルターンランプ
・LEDコーナリングランプ
・LEDデイライト
・LEDフロントフォグランプ風タウンランプ
・Toyota Safety Sense(Toyota Safety Sense P)

プリクラッシュセーフティ
レーンディパーチャーアラート
アダプティブハイビームシステム
レーダークルーズコントロール

・サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・レッドステッチ×ディンプル加 工工本革巻き3本スポークステアリングホイール
・ステアリングスイッチ
・電動チルト&テレスコピックステアリング調整機能
・スマートエントリー&スタートシステム
・イモビライザーシステム
・オートアラーム
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン
・ブラック×レッドコンビカラー ウルトラスエード+合成皮革コンビシート生地
・運転席8ウェイパワー調整機能
・助手席4ウェイマニュアル調整機能
・運転席2ウェイ電動ランバーサポート
・6スピーカー

上記の装備に・・・

・スーパーUVカット&IRカット機能・撥水機能付フロントドアグリーンガラス
・自動防眩インナーミラー
・パワーバックドア
・ナノイー機能

を追加したのが「プレミアム」グレードで、更にそれに・・・

・ブラック×レッドコンビカラー プレミアムナッパ本革シート生地
・運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション
・運転席8ウェイパワー
・助手席4ウェイパワー
・運転席電動4ウェイランバーサポート
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・運転席オートスライドアウェイ
・ピアノブラック加飾ドアスイッチベース
・アルミヘアライン加飾シフトパネル
・アルミヘアライン加飾+カップホルダー・小物入れ付フロントコンソール

を追加したのが「プレミアム・メタルアンドレザーパッケージ」グレードとなります。

プログレス」グレードは「プレミアム」グレードの装備に・・・

・インテリジェントクリアランスソナー
・パノラミックビューモニター
・カメラ/エンブレムマーク付足元照明サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・T-Connect SDナビゲーションシステム
・JBLプレミアムサウンドシステム

を追加したもので、これに更に・・・

・ブラック×レッドコンビカラー プレミアムナッパ本革シート生地
・運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション
・運転席8ウェイパワー
・助手席4ウェイパワー
・運転席電動4ウェイランバーサポート
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・運転席オートスライドアウェイ
・ピアノブラック加飾ドアスイッチベース
・アルミヘアライン加飾シフトパネル
・アルミヘアライン加飾+カップホルダー・小物入れ付フロントコンソール

を追加したのが「プログレス・メタルアンドレザーパッケージ」となります。

NAエンジンモデルのグレード構成、グレード間の装備に違いに似ていますが、細かい部分に違いがあります。

ハイブリッドモデル

ハイブリッドモデルも他のガソリンエンジン搭載モデルと同様のグレード構成を持ちますが、駆動方式が電気モーター式のスタンバイ4WDシステムのE-Fourを採用した4WDのみとなります。

・エレガンス グレード(4WD)
・プレミアム グレード(4WD)
・プレミアム・メタルアンドレザーパッケージ グレード(4WD)
・プログレス グレード(4WD)
・プログレス・メタルアンドレザーパッケージ グレード(4WD)

ハイブリッドモデルにおいても廉価グレードとなるのは「エレガンス」グレードとなります。
そのグレードには以下のような装備が採用されています。

●「エレガンス」グレードの主要装備

・225/65サイズタイヤ
・17インチ×7Jアルミホイール
・ばね上制振制御
・LEDロービームヘッドランプ
・Toyota Safety Sense(Toyota Safety Sense P)

プリクラッシュセーフティ
レーンディパーチャーアラート
オートマチックハイビーム
レーダークルーズコントロール

・LEDフロントフォグランプ風タウンランプ
・サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ディンプル加工本革巻き3本スポークステアリングホイール
・ステアリングスイッチ
・マニュアルチルト&テレスコピックステアリング調整機能
・スマートエントリー&スタートシステム
・イモビライザーシステム
・オートアラーム
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン
・ファブリック+合成皮革シート生地
・運転席8ウェイパワー調整機能
・助手席4ウェイマニュアル調整機能
・運転席2ウェイ電動ランバーサポート
・6スピーカー

上記の装備に更に・・・

・235/55サイズタイヤ
・18インチ×7.5Jアルミホイール
・スーパーUVカット&IRカット機能・撥水機能付フロントドアグリーンガラス
・アダプティブハイビームシステム
・メッキ加飾LEDヘッドランプ
・LEDシーケンシャルターンランプ
・LEDコーナリングランプ
・LEDデイライト
・自動防眩インナーミラー
・黒木目×幾何学柄本革巻き3本スポークステアリングホイール
・電動チルト&テレスコピックステアリング調整機能
・パワーバックドア
・ナノイー機能

を追加したのが「プレミアム」グレードで、それに・・・

・(ブラックカラーかダークサドルタンカラーのどちらか)プレミアムナッパ本革シート生地
・運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション
・運転席8ウェイパワー
・助手席4ウェイパワー
・運転席電動4ウェイランバーサポート
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・運転席オートスライドアウェイ
・ピアノブラック加飾ドアスイッチベース
・アルミヘアライン加飾シフトパネル
・アルミヘアライン加飾+カップホルダー・小物入れ付フロントコンソール

を追加したのが「プレミアム・メタルアンドレザーパッケージ」グレードです。

プログレス」グレードは「プレミアム」グレードの装備に・・・

・インテリジェントクリアランスソナー
・パノラミックビューモニター
・カメラ/エンブレムマーク付足元照明サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・T-Connect SDナビゲーションシステム
・JBLプレミアムサウンドシステム

を追加したもので、これに・・・

・(ブラックカラーかダークサドルタンカラーのどちらか)プレミアムナッパ本革シート生地
・運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション
・運転席8ウェイパワー
・助手席4ウェイパワー
・運転席電動4ウェイランバーサポート
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・運転席オートスライドアウェイ
・ピアノブラック加飾ドアスイッチベース
・アルミヘアライン加飾シフトパネル
・アルミヘアライン加飾+カップホルダー・小物入れ付フロントコンソール

を追加したのが「プログレス・メタルアンドレザーパッケージ」となります。

ハイブリッドモデルにおいてもグレード構成やグレードによる装備の違いは同じとなりますが、部分的にハイブリッドモデルならではの装備が採用されています。

ドレスアップモデル

ドレスアップモデルは、単独でスポーツモデルを作ることができないトヨタがその穴埋め策として用いた「GRスポーツ」と呼ばれるものです。

採用されているパーツを見ても動力性能、走行性能の向上に寄与するパーツは1つも付けられていないことから、大掛かりなドレスアップモデルとしてみるのが正しい見方です。

・エレガンス GRスポーツ グレード(ターボエンジンモデルベース 4WD)
・エレガンス GRスポーツ グレード(NAエンジンモデルベース 2WD・4WD)

どちらのグレードも各モデルにある「エレガンス」グレードをベースにして、それに以下のような専用部品を後付けする形で作られています。

・専用アッパーグリル
・専用フードモール
・専用フロントバンパー
・専用ラジエーターグリル
・専用LEDイルミネーションビーム
・専用フロントフォグランプ風タウンランプ
・専用リヤバンパー
・専用バックドアガーニッシュ
・専用リヤコンビネーションランプ
・専用ロッカーモール
・専用大径マフラーカッター
・専用排気音質調整マフラー(パワーアップはしません)
・235/50サイズタイヤ ブリヂストンDUELER H/P SPORT
・専用19インチ×8J エンケイ製アルミホイール
・専用小径本革巻き3本スポークステアリングホイール
・専用フロントスポーティシート
・専用オプティトロンメーター
・専用インストルメントパネル
・専用サイドレジスターベゼル
・後席エアコン吹き出し口(ダークシルバー塗装)
・専用センタークラスターパネルガーニッシュ(サイド部:ダークシルバー塗装)
・専用センタークラスターパネルガーニッシュ
・専用ディンプル+シルバーステッチ加工本革巻きセレクターノブ
・専用カーボン調加飾セレクターゲートパネル
・専用スタートスイッチ
・アルミペダル
・専用フロントドアスピーカーリング
・専用ドアトリム
・専用ドアスイッチベース
・専用センターコンソールボックス
・ボディ補強用スポット溶接増し(ノーマルのボディ剛性の弱さを補うため)
・専用ボディ補強パーツ(ノーマルのボディ剛性の弱さを補うため)
・専用ホワイト塗装ブレーキキャリパー(塗装のみ)
・専用サスペンションセット

レッド塗装しただけの3.5センチダウン用コイルスプリング
減衰力を高めただけのノーマルショックアブソーバー

・専用電動パワーステアリング制御プログラム

マフラーの出口が太くなっても排気音の音質が低くなってもパワーアップはされていません。
サスペンションが交換されていてもスプリングが赤く塗られただけ、ショックアブソーバーの減衰力がノーマル部品で最大限となるものに設定されただけで、走行性能が格段に向上するわけではありませんし、乗り心地が悪くなっただけです。
スポット溶接増しもボディ補強パーツの取り付けもやっとこれでこの車に必要な最低限のボディ剛性が確保されただけでそれが走行性能の向上に繋がっているわけではありません。

結局はドレスアップモデルです。

まとめ

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではありませんが、発売しているクロスオーバーSUVのすべてを・・・

・まともにオフロードを走ることができない「オンロード用クロスオーバーSUV
・車体の9割以上の部分をオンロード用の乗用車と同じものを使って作られた「なんちゃってクロスオーバーSUV

として作れば、何を言われても全く痛くない・・・こんなトヨタの現在のクロスオーバーSUVの作り方を生み出し最初に取り入れ、そして日本の自動車界に悪い影響を与えたのがこのハリアーなのです。

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