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とうとう(やっと)生産終了を発表したトヨタ・マークX!まだ売っていたのか

2019年4月に生産終了が発表されたトヨタ・マークX・・・「あれ?あの車、まだ売ってたの?」というのが正直なところですが、私のような常に自動車界の動向を見ている人間がそういうぐらい影が薄い車であるということです、このマークXという車は・・・。

では、あと少しでこの世から姿を消してしまう(後継モデルが出ることはわかりきっているが・・・)マークXがどんな車なのかということを「自動車としての性能」を中心に見ていきたいと思います。

トヨタ・マークXってこんな車

トヨタのマークXは、2019年5月現在で発売されているGRX130型が、2004年に発売された初代モデルに続いて発売された2代目モデルとなりますが、マークXとしての歴史的なものはたったこれだけ、たった15年ぐらいの歴史しかありません。

そもそもマークXというモデルは、先代モデルとなるマークIIがだんだんと売れ行きが低迷していき、その打開策としてとった「肥大化」から仕方なく出来上がってしまった車です。

マークXの先代モデルとなるマークIIは、トヨタの「コロナ」というモデルの高級モデル的な位置づけで作られたモデルを独立させた形で1968年に発売したのを始まりとします。
当初は1.6リッターエンジンから2リッターエンジンといった中排気量のエンジンを搭載した中型モデルとして作られていないたが、のちに2.5リッターや2.8リッターといったエンジン排気量の大きいエンジンを搭載していくようになり、6代目モデルとなるX80型ではとうとう3リッターエンジンを搭載するモデルとなったのです。

ただ、それだけ大きなエンジンを搭載していながらも当時は中型モデルであることをしっかりと据えたうえで上級モデル的な形で2リッターオーバーのエンジンを搭載するモデルを作っていっただけでした。

しかし、日本の自動車界の流れが変わり、それまでマークIIがいたファミリーカークラスでは、4ドアセダンからハッチバックワゴンモデル、ミニバンへと需要が移り変わり、4ドアセダン(ハードトップ)モデルが売れなくなってしまったのです。

そこでトヨタはマークIIをファミリー向け中型4ドアセダン(ハードトップ)モデルから離脱させ、クラウンのひとつ下のクラスとなるラグジュアリー系の4ドアモデルへと方向変換をしたのです。
それに伴い、搭載エンジンも一応は2リッターエンジンのバリエーションも残していましたが、メインとしていたのは2リッターオーバーの2.5リッターエンジンとか3リッターエンジンであって、2リッターエンジンはいわゆる「廉価グレード」用のエンジンとして扱われるようになっていき、ボディサイズも巨大化、快適装備も満載と「子・クラウン化」し続けていくようになりました。
車格こそ違いますが、素人目にはクラウンとマークIIの差別化が難しくなっていったのです。
こうなるとトヨタはすぐにコスト削減策に走ります。

「クラウンとマークIIが似たような車になってしまったのであれば、同じFRレイアウトを持つモデルであるわけだし、いっそのこと共有化させてしまえ、そうすればもっと安く作れ、もっと利益が増える」

といった感じです。

そして2004年、結果的にマークIIの最終モデルとなったX110系が発売されてから4年後に、当時発売されていたS180型クラウンのほとんどのものを流用して、新たなるFRレイアウトをもつ4ドアセダンモデルとして作ったのが「マークII」改め「マークX」でした。

このモデルは、トヨタ・レクサス店の日本国内での展開開始という節操のない暴挙によって、一気に車格が下がり「大衆高額セダン」となってしまったクラウンに対して、スポーティーなイメージを持つ「スポーティーセダンモデル」として販売されることになりました。
しかし、スポーティーといってもそれは外観と販売戦略によるイメージ戦略によるものだけで中身はクラウンとほぼ同じ、いたって普通の大型4ドアセダンモデルでしかなかったため、トヨタが販売戦略として強く打ち出していた「スポーツセダン」という文言は到底、「不釣り合いな言葉」であって、全くの出まかせ、売り文句でしかないことがわかっていて、更に「スポーティーセダン」という言い方に関しても少々苦しい言い訳のように見えてしまいました。
これが2004年に発売された初代モデルGRX120型となります。

2019年現在で販売されており、これが最終モデルになることが決まっている現行モデルは2009年に発売された2代目モデルGRX130型となります。
このモデルもモデルチェンジして新しくなったS200型クラウンを流用して作られました。

・エクステリアやインテリアといった見た目的な部分
・ハイブリッドモデルがないこと
・3リッターエンジンモデルがないこと

といったことを除けば、何から何までS200型クラウンと全く同じで、初代モデル同様に「子クラウン」として作られました。

若干の違いはあるのものほとんど同じ車が同じ自動車メーカーから発売されている・・・これはもう確実にどちらかがつぶれていくパターン、トヨタは一所懸命になってこのモデルの延命措置を行います。

ドレスアップモデルシリーズのGRスポーツ(旧・G’s)モデルを作ったり、たった3psのパワーアップがされただけのものを無理やりスポーツモデルとしたドレスアップモデルのGRMNモデルを作ったり、スーパーチャージャーを搭載したコンプリートモデルを発売したりと、まぁそれはそれはお金をかけないでいろいろなことをしました。

しかしどれも中途半端・・・GRスポーツ(旧・G’s)は見た目だけの「見掛け倒しモデル」で、すぐに中古車市場に出されてしまうようになってしまいましたし、GRMNモデルもたった3psのパワーアップとノーマル形状のコイルスプリングとノーマル形状のショックアブソーバーの交換、グニャグニャボディの補強にしかならないボディ補強パーツの追加、効果が全くないエアロパーツ風エクステリアパーツをつけただけでは魅力は全くありません。
コンプリートモデルもパワーはあってもボディが負けてしまう点と価格があまりにも高いことから誰も買いませんでした。

ここまでしても売れないのであれば仕方ないということで、トヨタは「つぶれていくモデル」をマークXとして捉えることとし、トヨタ・レクサス店の国内展開で既につぶれかけているクラウンを救済することも含めて、2019年いっぱいでマークXを切り捨て、生産終了とすることを決めたわけです。

トヨタ・マークXのモデル構成・グレード構成

マークXには3つのモデルが用意されています。

ここではマークXが生産終了になる記念として、特別仕様車となりますが「250Sファイナルエディション」も一緒に記載しておきます。

2.5リッターNAエンジンモデル

マークXの中で廉価モデルとなる2.5リッターNAエンジンモデルには3つのグレードと1つのサブグレードが用意されています。

・250G Fパッケージ グレード(2WD)/250G Four Fパッケージ グレード(4WD)
・250G グレード(2WD)/250G Four グレード(4WD)
・250S グレード(2WD)/250S Four グレード(4WD)
・250RDS グレード(2WD)

各グレードの違いは装備によるもので、「250G」グレードを基準として・・・

・16インチ×7Jスチールホイール+ホイールキャップへのグレードダウン
・カラードアウトサイドドアハンドルへのグレードダウン
・固定式リヤヘッドレストへのグレードダウン
・LEDフロントフォグランプ風タウンランプの廃止
・ウレタン素材4本スポークステアリングホイールへのグレードダウン
・ウレタンセレクターレバーへのグレードダウン
・ワイヤレスドアロックリモートコントロールへのグレードダウン
・2ウェイ運転席電動ランバーサポートへのグレードダウン
・フロントシートマニュアル調整機能へのグレードダウン
・フロントドアトリムイルミネーションの廃止
・ドアカーテシランプの廃止
・助手席サンバイザー裏バニティミラー付の廃止
・4スピーカーへのグレードダウン

を行ったのが最廉価グレードの「250G Fパッケージ」グレードです。

250S」グレードは「250G」グレードの装備に・・・

・切削光輝+ダークグレーメタリック塗装16インチ×7Jアルミホイール
・スーパーUVカット・撥水機能付グリーンフロントドアガラス
・ピアノブラックカラーフロントバンパーモール
・メッシュタイプのフロントグリル
・リヤスポイラー
・ブラック塗装パンパーロアパネル
・LEDヘッドランプ
・LEDクリアランスランプ
・LEDデイライト
・パドルシフト
・アルミアクセルペダル
・アルミブレーキペダル
・アルミフットレスト
・電動チルト&テレスコピックステアリング調整機能
・専用ファブリックシート生地
・運転席・助手席快適温熱シート
・運転席8ウェイパワー調整機能付シート
・助手席4ウェイパワー調整機能付シート
・ステンレス製ドアスカッフプレート
・ソフトレザードアトリム表皮
・ナノイー機能

を追加したもので、更に・・・

・235/45サイズタイヤ
・18インチ×8Jアルミホイール
・AVS
・ダークメッキフロントバンパーモール
・アルカンターラ・合成皮革コンビシート生地

を追加したのが「250RDS」グレードとなります。

3.5リッターNAエンジンモデル

3.5リッターNAエンジンモデルはモノグレードとなります。

・350RDS グレード

350RDS」グレードの装備は、2.5リッターNAエンジンモデルの「250RDS」グレードの装備とほぼ同じとなりますが、以下のような装備が3.5リッターNAエンジンモデルだけに与えられています。

・対向4ポッドキャリパー(フロントブレーキのみ)
・リヤベンチレーテッドディスクブレーキローター
・VDIM
・補助ヒーター

ドレスアップモデル

ドレスアップモデルとなるのは「GRスポーツ」モデルと呼ばれるものです。

・250S GRスポーツ グレード
・350RDS GRスポーツ グレード

どちらのグレードも新たに追加・交換されている装備は全く同じで、ベース車両が・・・

・「250S GRスポーツ」グレードは「250S」グレード
・「350RDS GRスポーツ」グレードは「350RDS」グレード

といった形で違いだけのものです。

●ドレスアップモデル(GRスポーツモデル)に追加されている装備と本当の目的

・専用フロントバンパー(目的:見た目だけ)
・専用フロントグリル(目的:見た目だけ)
・専用ボディ同色塗装フードモール(目的:見た目だけ)
・専用LEDイルミネーションビーム(目的:見た目だけ)
・専用リヤスポイラー(目的:見た目だけ)
・専用リヤ大型バンパー(目的:見た目だけ)
・専用4本出しマフラー(目的:見た目・音質)
・235/40サイズタイヤ(目的:見た目だけ)
・専用19インチ×8Jアルミホイール(目的:見た目だけ)
・専用本革巻き3本スポークステアリングホイール(目的:見た目だけ)
・専用シート(目的:見た目・雰囲気)
・専用ウルトラスエード×合成皮革コンビシート生地(目的:見た目だけ)
・専用オプティトロンメーター(目的:見た目だけ)
・専用ディンプル付+シルバーステッチ付き本革巻きセレクターノブ(目的:見た目だけ)
・専用シルバーステッチ本革セレクターレバーブーツ(目的:見た目だけ)
・専用スタートスイッチ(目的:見た目だけ)
・専用カーボン調加飾インテリアパネル(目的:見た目だけ)
・専用ステンレス製ドアスカッフプレート(目的:見た目だけ)
・専用ボディ補強パーツ(目的:軟なボディを補強するため)
・ボディ補強のためにスポット溶接増し(目的:軟なボディを補強するため)
・専用ホワイト塗装ブレーキキャリパー(目的:見た目だけ)
・専用ブレーキパッド(目的:対フェード性能のわずかな向上)
・専用ローダウンサスペンション(フロント約2センチ・リヤ約1.5センチ)(目的:見た目だけ)
・専用電動パワーステアリング制御(目的:感覚的なもの)
・専用フロアアンダーカバー(目的:見た目だけ)

一見するといろいろなところに手が入れられて、あちこちがグレードアップされているように思えますが、上記のようにパワーアップされているとか、実際の走行性能が向上されているといったことはほとんどなく・・・

・見た目だけのもの
・雰囲気だけのもの
・感覚的にスポーティーに感じさせるためのもの

といったものばかりであることから、「スポーティー」という言葉を使って購買意欲を高めるためのドレスアップだけがされたモデル、・・・すなわち「ドレスアップモデル」ということになります。

なので、このモデルを買ったからと言って標準モデルや他の本当のスポーツモデルより速く走れるとかコーナーを速く抜けることができるといったことはできません。
走りは標準モデルと何一つ変わりません。

これだけの装備の追加・交換で、どちらもベースモデルより約60万円ほど高い価格が付けられていることになっていますが、はっきり言って60万円もあればサードパーティーのパーツを使えば動力性能も走行性能もかなり向上させることができることから、この60万円は無駄な出費になることがわかります。

自動車の仕組みや構造、自分で車をいじれない方向けの「なんちゃってスポーツモデル」としてはいいのかもしれません。

マークX生産終了記念モデル

このモデルは、マークXが生産終了になったことを祝うために発売されたモデルです。
格付け的には「特別仕様車」という形になりますが、生産終了となるまで発売する予定でいるようですので、ここでは1つのモデルとしてみていきます。

グレードは、モノグレードとなります。

・250Sファイナルエディション グレード(2WD)/250S Fourファイナルエディション グレード(4WD)

250Sファイナルエディション」グレードはその名の通り、2.5リッターNAエンジンに用意されている「250S」グレードをベースにしたもので、以下のような装備を追加した形で作られています。

・235/45サイズタイヤ(2WDモデルのみ)
・18インチ×8Jアルミホイール(2WDモデルのみ)
・ダークメッキフロントバンパーモール
・クリアランスソナー&バックソナー
・専用レッドステッチ・ディンプル付本革巻き4本スポークステアリングホイール
・専用ディンプル付本革巻きセレクターノブ
・専用レッドステッチ付本革セレクターレバーブーツ
・専用2トーンアルカンターラ・合成皮革コンビシート生地
・専用レッドステッチ付アクアウィッシュインサイドドアグリップ表皮
・専用レッドカラー ソフトレザードアトリム表皮
・専用レッドステッチ付合成皮革フロントコンソールボックス表皮

ボディカラーはシルバー系の「シルバーメタリック」が標準で、メーカーオプションとして・・・

・ホワイト系の「ホワイトパールクリスタルシャイン
・ブラック系の「プレシャスブラックパール

が用意されているだけです。

トヨタ・マークXの動力性能

マークXには2つのパワーユニットが用意されています。

2.5リッターNAエンジン

・エンジン型式:4GR-FSE型
・エンジン排気量:約2.5リッター
・エンジン形状:V型
・シリンダー数:6気筒
・バルブ構造:DOHC24バルブ
・燃料供給:直噴

スペックは・・・

・最大出力:203ps/6400rpm
・最大トルク:24.8kgf・m/4800rpm

※リッターあたり:約81.2ps
※パワーウェイトレシオ:約7.48kg/ps

このエンジンはS200型、S210型クラウンに搭載されているエンジンと全く同じものです。

このパワースペックを見てしまうと、トヨタが強く提唱している「スポーティーセダン」としてみることはできません。
やはり、大衆大型セダンとしてみるのが妥当なようです。

3.5リッターNAエンジン

・エンジン型式:2GR-FSE型
・エンジン排気量:約3.5リッター
・エンジン形状:V型
・シリンダー数:6気筒
・バルブ構造:DOHC24バルブ
・燃料供給:半直噴

※スペック

・最大出力:318ps/6400rpm
・最大トルク:38.7kgf・m/4800rpm

※リッターあたり:約90.8ps
※パワーウェイトレシオ:約4.9kg/ps

このエンジンもS200型、S210型クラウンに搭載されているエンジンと全く同じものです。

大衆セダンモデルでありながら「スポーティーセダン」を語りたいのであれば、せめてこれくらいのパワースペックを持っていなければいけません。
問題は、このパワーにシャシーやフレームがついていけないことです。

トヨタ・マークXの走行性能

スポーティーセダンを語るぐらいですから優れた走行性能を発揮することができる車になっているはずです。

トランスミッション

●6速オートマチックトランスミッション
マークXには全モデルで同じトランスミッション、6速オートマチックトランスミッションが採用されています。
トヨタ名「スーパーインテリジェント6速 オートマチック(6 Super ECT)」と呼ばれるものですが、いわゆるごく普通のオートマチックトランスミッションです。

トルクコンバーターと電子制御・油圧作動式の複数の油性ギヤを用いたギヤボックスを持つもので、取り立てて何か特別な構造や制御が取り入れられているといったものでもありません。

一応、マニュアルモードが付けられており、「250G」系グレード以外のグレードにはパドルシフトが採用され、雰囲気だけスポーティーセダンを感じることができるようになっています。

ボディ剛性・強度

高接合剛性ボディといって、

「構造用接着剤を使っています」
「スポット溶接増しを行っています」

などといってあたかもボディ剛性がしっかりしているようなことをトヨタは言っていますが、生産コストを下げるために質の悪い鋼材を使い、厚みの薄い部品を使って作られている時点でそんなことをしても無駄であることがわかります。

ドレスアップモデルの「GRスポーツ」モデルでボディ補強がされていることからもそもそものボディ剛性が足りないということをトヨタ自ら認めているわけで、ボディ補強がされてはじめてこの車に見合ったボディ剛性を持っているといえます。

サスペンション構造

サスペンション構造も乗り心地重視の作りがされているクラウン(それも前モデルのS210型)と全く同じとされていることから、構造としては・・・

・フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン
・リヤサスペンション:マルチリンク

と立派なものですが、乗り心地を良くするために前後ともサスペンションアームの強度をあえて落としていることからトヨタが言う「マークXはスポーティーセダンだ」ということとは正反対の性能を持つことになります。

低速域であれば特にないも感じませんが、高速域となると途端にフワフワと接地感のない動きをし始めます。

ショックアブソーバーの減衰力を自動的に調整するFADショックアブソーバーやドレスアップモデルの「GRスポーツ」モデルで採用されている自称「専用チューニングサスペンション」と呼んでいるスプリングレートを高めて車高ををわずかに低くしたコイルスプリングと減衰力を高めたショックアブソーバーをつけても、土台となるサスペンション構造の剛性、強度がないことから全く意味がない状態になってしまっています。

それこそトヨタが言うような「スポーティーセダン」らしい走りを持たせたいのであれば、スプリングやショックアブソーバー、ブッシュといったところに小細工をするのではなく、サスペンション構造の各部品の剛性・強度を高めるべく、しっかりとお金をかけたつくりにするしかありません。

トヨタ・マークXの燃費性能

●2.5リッターNAエンジンモデル(2WD)

・カタログ燃費(JC08モード):最大11.8km/L
・実燃費:約7km/L

●2.5リッターNAエンジンモデル(4WD)

・カタログ燃費(JC08モード):最大10.6km/L
・実燃費:約5km/L

●3.5リッターNAエンジンモデル(2WD)

・カタログ燃費(JC08モード):最大10.0km/L
・実燃費:約4km/L

低燃費装備として2.5リッターNAエンジン搭載モデルには・・・

・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・直噴機構(D-4)

3.5リッターNAエンジン搭載モデルには・・・

・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・半直噴機構(D-4S)

といったものが採用されています。

大型セダンモデルでハイブリッドシステムを搭載していないということなのでこれくらいの実燃費になるのは仕方がないと思いますが、それよりも問題なのはトヨタが発表するカタログ燃費と実燃費の差が大きすぎるといった点です。

トヨタ・マークXのライバルは?

馬鹿になって、トヨタが言うことを鵜呑みにしてマークXを「スポーティーセダン」とするのであれば、ライバルとして適当なのは、スポーティーなイメージを持つ大型セダンモデルであり、ハイブリッドモデルでもないマツダのアテンザという形になります。

アテンザはは、2012年に発売されたGJ系型が2019年5月現在での現行モデルとなっています。
バリエーションとしては、2リッターNAガソリンエンジンモデル、2.5リッターNAガソリンエンジンモデル、2.2リッターターボディーゼルエンジンモデルの3つとなります。

この中でマークXと同じクラスのエンジンを搭載するのは、2.5リッターNAエンジンモデルということになりますので、ここでは2.5リッターNAエンジンモデル同士の比較をしていきます。

パワースペック比較

●マークX

エンジン型式:4GR-FSE型
2.5リッターV型6気筒DOHC 直噴 NAエンジン

・最大出力:203ps/6400rpm
・最大トルク:24.8kgf・m/4800rpm

●アテンザ

エンジン型式:PY-RPR型
2.5リッター直列4気筒DOHC 直噴 NAエンジン

・最大出力:190ps/6000rpm
・最大トルク:25.7kgf・m/4000rpm

どちらのエンジンも2.5リッターNAエンジンとしてはあまりにも非力すぎます。
どんぐりの背比べ」といったところでしょうか。

燃費比較

●マークX:カタログ燃費(JC08)=最大11.8km/L 実燃費=約7km/L
●アテンザ:カタログ燃費(JC08)=最大14.8km/L 実燃費=約11km/L

カタログ燃費も実燃費もどちらもはるかにアテンザの方が優れていることがわかります。
それにアテンザのカタログ燃費と実燃費の違い・・・これが本当のカタログ燃費の誤差の範囲ではないでしょうか。

販売価格帯比較

全モデルでの比較です。

●マークX:約266万円~約443万円
●アテンザ:約283万円~約419万円

マークXは2.5リッターNAエンジンモデル、3.5リッターNAエンジンモデル、ドレスアップモデルの価格、アテンザは2リッターNAエンジンモデル、2.5リッターNAエンジンモデル、2.2リッターディーゼルターボエンジンモデルの価格となります。
低額側は、マークXが2.5リッターNAエンジンモデルであるのに対して、アテンザは2リッターNAエンジンモデルでこの価格ですのでアテンザに割高感があります。

対して、高額側はマークXが3.5リッターNAエンジンモデルのに対して、アテンザは2.2リッターディーゼルターボエンジンモデルとエンジンのクラスがかなり下になるため、マークXの方が高くなってしまいます。
ただ、マークXのこの価格は意味のないドレスアップパーツがたくさん付けられた「GRスポーツ」モデルのもので、それを除いて標準モデルの3.5リッターNAエンジンモデルの価格を最高額とすると約386万円となりますので、こちらもマークXの方が安く買うことができます。

どちらにしてもさすが「安売り王のトヨタ」です。

まとめ

多分、今後このモデルを新車で買う人もほとんどいないと思いますし、対して貴重な車でもないため「駆け込み購入」をする方もいないと思いますが、これからは中古車市場で生きていくことになるかと思いますので、中古車を買う時の参考にしてください。

そして、結論を言うとトヨタが言うような「スポーティーセダン」にはなりきれなかった、結局は「子クラウン」でしかない車ということがわかりました。

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