トヨタ

何をしても売れないトヨタ・カムリ、どうして兄弟車がいっぱい?カムリの魅力と性能は?

FFレイアウトをもつ高額大衆セダンのクラウンに対して、FFレイアウトを持つ高額大衆セダンをということで売られ始めたトヨタのカムリ、1982年から9代にもわたり長い期間発売されていますが、今まで一度もヒットを飛ばしたことがありません。
それなのにどうしてこんなに長い間、販売が続けられているのでしょうか?
その点を含めてカムリがどういう車なのか、そして「走るクルマ」としての性能はどうなのかといったところを見ていきたいと思います。

トヨタ・カムリってこんな車

人気の無いモデル、販売台数が少ないモデルを簡単に生産終了としてしまうほどのえげつなさを持つトヨタが、35年以上もヒットを飛ばさないカムリを販売するのはトヨタにとって非常に珍しいことです。

そもそも高額大衆セダンは昔からどういうわけか「FRレイアウト」と決まっているようで、それはドイツのメルセデスベンツやBMWなどから発売されている車格の高いモデルを見れば一目瞭然でしょう。
なので、最初からあまり売れないことを覚悟して売り始めたのかもしれませんが、それにしてもひどい有様なので、よくトヨタが売り続けていると不思議でならないのです。

実はこれには立派な理由があります。
その理由は「流用モデルのベース車」として必要だからです。

カムリは流用モデルのベース車両

近年のトヨタの車は、そのモデルだけのために設計図を起こすということをしない形で作られているものがほとんどで、いうなれば「オリジナリティのない車」ということで、トヨタの車のどのモデルを見ても必ず他のモデルから流用された形跡ははっきりとわかるような車だらけです。
最近のモデルを見てもボディとエンジンバリエーションが違うだけで後は全く同じというプリウス」と「C-HR」と「カローラ・スポーツ」と「UX」はあまりにも流用する部分が多い、流用するモデル数が多いというひどい流用モデルとして有名です。

このカムリも同じように多数の流用モデルを輩出し、パッと考えてわかるだけもでも・・・

・ハリアー
・RX
・NX
・ビスタ(兄弟車)
・プレミオ
・アリオン
・アベンシス
・ES
・ウィンダム

などいった流用派生モデルがあり、現行モデルのV70系型だけを見ても・・・

・AXZH10型 ES
・A50型 RAV4

などいったモデルがカムリとほぼ同じ車となっています。

こういった「基礎となるモデルがあって流用モデルを作る」という方法は生産コストを抑えることができるというメリットだけでなく、基礎となるモデルを内々にとどめておくのではなく、1つの商品として売り出すことでその基礎となるモデルをいわゆる「パイロットモデル実際に販売して不具合はないか、販売面で不都合なことはないかを知るためのいわば実践投入型テスト車両)」として投入することができるといったメリットもあります。
この方法を取ることで基礎となるモデルで欠陥が見つかれば、流用モデルにもその欠陥があるわけですからすぐに対処ができるわけです。

そういった意味合いで発売されたモデルの中で2リッター以上エンジンを搭載する大型FFモデルのベースモデルと作られたのがこのカムリであって、基礎となるモデルらしくどういった方向にもすぐに転用できるようにコンサバティブな性質を持った4ドアセダンボディを持つ大衆セダンとしてクラウンと同じクラスにドライブトレーン違いのセダンモデルとして発売されたというのが近年のカムリということが言えます。

なので、このカムリという車の目的は単に「この車を売って利益を出すこと」だけではなく、むしろそれは二の次、三の次で、メインとなる目的はパイロットモデルということですのでむしろこのモデルが全く売れなくてもそれはそれで目的を果たしているのです。

カムリの歴史

カムリは、もともとはセリカの派生モデルとして作られたモデルで当初はセリカの中の4ドアセダンモデルとして「セリカ・カムリ」と呼ばれていました。
セリカの4ドアセダンモデルと言えばカリーナがありますが、事実上兄弟車ということになりますがカリーナは独立したモデル、セリカ・カムリはあくまでもセリカの1モデルというスタンスを取っていました。

このモデルはA40系型セリカがモデルチェンジをするまで発売されましたが、セリカがA60型となるのと同時にセリカから独立する形を取り、1982年にカムリとして発売されることになりました。
これがカムリの初代モデルV10型となります。

まだこの頃はFRレイアウトに最大でも2リッターエンジンを積むといった「中型FRセダンモデル」として発売されていましたが1986年のモデルチェンジで発売されたV20型では2リッターエンジン搭載というのは同じですが、ドライブトレーンレイアウトがFFレイアウトとされ、「中型FFセダンモデル」となりました。

1990年にV30型となった際には、上級モデルとして位置づけられていた「カムリ・プロミネント」に2.5リッターエンジンが搭載されて、カムリで初めての2リッターオーバーのエンジンを搭載するモデルが登場し、この時点で「中・大型FFセダンモデル」となりました。

順調に大型化、高級化してきましたが、バブル崩壊の時期に行われたモデルチェンジで発売されたV40型では、大幅コスト削減策が取られたために2リッターオーバーのエンジンを搭載したモデルは廃止されてしまい、再び「中型FFセダンモデル」に戻ってしまいましたが、その後1996年のモデルチェンジで再び2.5リッターエンジンを搭載したモデルを投入するのと同時に2リッター以下のエンジンを廃止し、2.2リッターエンジンと2.5リッターエンジンを搭載する「大型FFセダンモデル」となったのです。

ここで現在のカムリに繋がる形になったわけですが、これまでもほとんど売れず、今後も売れるような気がしなかった(大型セダンモデルクラスにはクラウンがあったため)ことから2001年に発売された6代目モデルのV30型から前述しましたように「流用モデルのベース車両」「パイロットモデル」としての道を歩むことになったのでした。
この形でV30型V40型と販売台数が全く伸びないまま売られ続けてきましたが2011年に行われたモデルチェンジで新たなるテスト項目が追加されたモデルが発売されたのです。

それがハイブリッド専用車種となったV50型です。
この頃、既に大型FRセダンモデルのクラウンには限定的ではありましたがハイブリッドモデルがありましたが大型FFモデルとしてのハイブリッドモデルがなかったため、このカムリにそのテストが任されたわけです。

このハイブリッド専用大型FFモデルのパイロットモデルとしての車作りは2019年現在で現行モデルとなるV70型にも受け継がれています。

流用モデルとの違い

V70型カムリをベースにして作られた流用モデルとV70型カムリでどこかどう違うのかどこが同じなのかを見ていきたいと思います。

V70型カムリとAXZH10型 ES

※同じところ

・プラットフォーム
・サスペンション構造
・エンジン
・駆動用電気モーター
・ハイブリッドシステム
・ハイブリッドバッテリー
・トランスミッション
・駆動方式
・パワーユニットスペック
・4ドアセダンモデルであること
・ハイブリッド専用モデルであること
・動力性能
・走行性能
など

※違うところ

・ボディシェル
・エクステリアパーツ
・インテリアパーツ
・快適装備
・ホイールベース
など

V70型カムリとA50型RAV4

※同じところ

・プラットフォーム
・サスペンション構造
・エンジン(ハイブリッドモデル)
・駆動用電気モーター(ハイブリッドモデル)
・ハイブリッドシステム(ハイブリッドモデル)
・ハイブリッドバッテリー(ハイブリッドモデル)
・トランスミッション(ハイブリッドモデル)
・駆動方式(ハイブリッドモデルの2WDモデル)
・パワーユニットスペック(ハイブリッドモデル)
・動力性能(ハイブリッドモデル)
など

※違うところ

・ボディシェル
・エクステリアパーツ
・インテリアパーツ
・快適装備
・ホイールベース
・エンジンバリエーション
・トランスミッションバリエーション
・カテゴリー(RAV4はクロスオーバーSUV)
など

どちらの流用モデルも見た目こそ大きく違いますが、中身はほとんどカムリと同じであることがわかります。

トヨタ・カムリのモデル構成・グレード構成

カムリには標準モデルとトヨタがどうしても「スポーティー」としたいが単なるドレスアップだけで終わっているドレスアップモデルの2つのモデルが用意されています。

標準モデル

標準モデルには2つのグレードと1つのサブグレードが設定されています。

・X グレード
・G グレード
・Gレザーパッケージ グレード

各グレードの違いはすべて装備によるもので、最廉価グレードの「X」グレードの装備に・・・

・215/55サイズ タイヤ
・17インチ×7.5Jアルミホイール
・金属調塗装フロントロアグリル
・ピアノブラックピラーガーニッシュ
・マフラーカッター
・LEDリヤコンビネーションランプ
・12灯LEDハイマウントストップランプ
・UVカット機能付ソフトプライバシーリヤドアガラス
・UVカット機能付ソフトプライバシーバックウインドウガラス
・インテリジェントクリアランスソナー
・本革巻き+ピアノブラック+メッキ加飾3本スポークステアリングホイール
・運転席8ウェイパワーフロントシート
・運転席電動ランバーサポート
・タイガーアイ調木目調パネル
・サテンメッキ加飾フロントカップホルダーリング
・助手席インストルメントパネルオーナメントイルミネーション付きイルミネーテッドエントリーシステム
・充電用USB端子

を追加したのが「G」グレードとなり、更に・・・

・235/45サイズ タイヤ
・18インチ×8Jアルミホイール
・ハンズフリー・音声認識ステアリングスイッチ
・カラーヘッドアップディスプレイ
・本革シート
・助手席4ウェイパワーシート
・シートヒーター
・ソフトレザードアトリム
・ソフトレザードアアームレスト
・ソフトレザードコンソールボックス
・ソフトレザードリヤセンターアームレスト
・6スピーカー式T-Connect SDナビゲーションシステム

といった装備を追加したのが「Gレザーパッケージ」グレードとなります。

ドレスアップモデル

ドレスアップモデルには1グレードと1つのサブグレードが設定されています。

・WS グレード
・WSレザーパッケージ グレード

WS」グレードは標準モデルの「G」グレード相当の装備に以下のような装備を追加した形となります。

・専用サスペンションセット(コイルスプリング・ショックアブソーバーのみ)
・専用フロントバンパー
・専用フロントアッパーグリル
・専用フロントロアグリル
・専用サイドマッドガード
・専用リヤバンパー
・専用リヤスポイラー
・パドルシフト
・カラードアウトサイドドアハンドル
・左右2本出しマフラーカッター
・合成皮革×ファブリックコンビシート生地
・テクスチャーメタル調インテリアパネル
・ソフトレザードアトリム
・ソフトレザードアアームレスト
・ソフトレザードコンソールボックス
・ソフトレザードリヤセンターアームレスト

この装備を持った「WS」グレードに更に・・・

・235/45サイズ タイヤ
・18インチ×8Jアルミホイール
・ハンズフリー・音声認識ステアリングスイッチ
・カラーヘッドアップディスプレイ
・本革シート
・助手席4ウェイパワーシート
・シートヒーター
・6スピーカー式T-Connect SDナビゲーションシステム

を追加したのが「WSレザーパッケージ」となります。

●「WS」グレードについて

カムリには「WS」グレードというドレスアップモデルがあります。
何やらテレビCMや雑誌の広告ではデカデカと・・・

「カムリスポーツ」

とうたって宣伝を行っているようですが、果たして何が「スポーツ」なのでしょうか。

よく調べてみると標準モデルのカムリと「カムリスポーツ」とうたっている「WS」グレードを比較してみますと・・・

●外観的には
専用デザインが施されたフロントバンパーやフロントグリル、サイドマッドガード、リヤバンパー、リヤスポイラーが付けられただけ

●構造的には
若干スプリングレートが高められたコイルスプリングと減衰力を高めたショックアブソーバーがサスペンションセットして付けられているだけ

●操作系は
無段変速機を無理やり有段変速にしてその変速動作を行うためのパドルがステアリングコラムにつけられているだけ

のことでした。

「えぇ~、これで“スポーツ”をうたっちゃうの?」

これが私の第一声でした。

その内容からして、エクステリアパーツはデザイン重視であることからダウンフォースが増す、整流効果があるどころか、空気抵抗が増えるだけの代物ですのでこれで速く走れるわけもなく、スポーティーな走りができるわけはありませんし、コイルスプリングやショックアブソーバーを固めても硬く感じる事でそんな雰囲気にはなりますが、走行性能を向上させるほどの変化はありませんし、そもそもボディが負けてしまいます。
パドルシフトにおいても結局は無段変速を無理やり有段変速にしただけで、それで速く走れるわけではありません。

昔からトヨタは、こういったことで消費者の目を引くのが上手で、半ば「詐欺」のような手段を使うことで有名なのですが、売れないからといってまさかカムリに「偽スポーツ仕様」を作るとは思ってもいませんでした。

きっとこの「カムリスポーツ」という言葉に騙されて買ってしまう方もいるのでしょう・・・かわいそうに。

トヨタ・カムリの動力性能

WS」グレードをスポーティーモデルとしたい割にはパワーユニットはたった一つしか用意されていません。

2.5リッターNAエンジン+ハイブリッドシステム

●エンジン
・エンジン型式:A25A-FXS
・エンジン排気量:約2.5リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:半直噴

●電気モーター
・形式:3NM型

●ハイブリッドシステム:THS-II
●ハイブリッドバッテリー:リチウムイオンバッテリー

スペックは・・・

●エンジン
・最大出力:178ps/5700rpm
・最大トルク:22.5kgf・m/3600rpm~5200rpm

●電気モーター
・最大出力:120ps
・最大トルク:20.6kgf・m

※システムパワー:218ps
※リッターあたり:約87ps
※パワーウェイトレシオ:7.3kg/ps

このパワーユニットの組み合わせはRAV4のハイブリッドモデルやES、クラウンの2.5リッターハイブリッドモデルに搭載されているものと全く同じものです。

トヨタ・カムリの走行性能

トランスミッション

トランスミッションはトヨタのハイブリッドモデルではおなじみにギヤ式無段変速機がこのモデルにも採用される形となります。
THS-IIというハイブリッドシステムの構造上、トランスミッションもハイブリッドシステムの一部として機能させているため、どうしてもこのトランスミッションでないといけないわけです。

構造はCVTのような金属ベルトとプーリーを使ったものではなく、オートマチックトランスミッションのギヤボックスと同じような遊星ギヤと電気モーターの抵抗を使って無段変速を実現したギヤ式となります。

マニュアルモードやパドルシフトなど付けられていますが、無段変速を無理やり有段変速に見立てた疑似有段変速ですので、これを使ったからといって速く俊敏に過激に走ることができるというわけではありません。

ボディ剛性・強度

このモデルには先代モデルまで使われてきたKプラットフォームではなく、新しいTNGA-Kプラットフォームが使われるようになりました。
それによって先代モデルよりも高いボディ剛性を持っているとカタログをそれを鵜呑みにしたメディアがいっていますが、実際のところ先代モデルと何も変わってはいません。

そもそもプラットフォームにおいて「TNGA」という概念は、それまで既存のプラットフォームを切った貼ったして作ったことをあたかも特殊な技術であるかのように見せかけただけのこと、そしてそれまでは隠れながら、ばれないようにやってきたプラットフォームの流用を公然とやることの宣言でしかありません。

先代モデルで使われていたKプラットフォームも既存のプラットフォームを切った貼ったして作った「使いまわし」でしたが、実は現行モデルで使っているTNGA-Kプラットフォームも同じもので名称を変えただけのものなのです。

Kプラットフォームはトヨタのプラットフォームですし、それが使われはじめた当時から「軟弱なフレームを持つプラットフォーム」「まるで軽自動車に乗っているみたいだ」などといわれるほど評判の悪いプラットフォームだったので、新しいとはいえKプラットフォームと同じTNGA-Kプラットフォームを使ったV70型カムリも最悪なボディ剛性といっていいでしょう。

使用する鋼材の質を上げ、鋼板の厚みを必要とする剛性を発揮できるまで厚くしない限り、レーザースクリューウェルディングを使っても一緒、構造用接着剤を使っても一緒です。

サスペンション構造

ボディがフニャフニャ曲がってしまうのでどんなサスペンション構造をつけてもあまりいいはないのですが、このモデルの車格を保つために一応、それなりのサスペンション構造が与えられているようです。

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:ダブルウィッシュボーン

セッティングとしては大衆セダンらしい乗り心地重視となっていますが、それ以前にボディ全体がサスペンションのようになっているので乗り心地だけは快適だと思います。

ちなみに「WS」系グレードに採用されている専用のコイルスプリング、ショックアブソーバーも若干固めにされているようですが、かためにしたことで余計にボディがサスペンション化してしまうため、こちらも乗り心地重視のセッティングになります。

トヨタ・カムリの燃費性能

●燃費性能狙いの「X」グレード

・カタログ燃費:最大33.4km/L
・実燃費:約23km/L

●実用的なグレード

・カタログ燃費:最大28.4km/L
・実燃費:約17km/L

最廉価グレードとなる「X」グレードは効果的な商売文句となる燃費性能で低燃費をうたうために設定されたグレードで実際に買われることになる他のグレードのものよりも燃費性能がよくなることはよくあることなのですが、例えば「X」グレードと「G」グレードとで比べた場合、燃費性能に影響が出るもので違いがあるといえば・・・

・「G」グレードの方が重量が30kgほど重い
・「G」グレードには215サイズのタイヤが付けられている

ということだけです。

重量が30kg重たくなって、更に多少タイヤの転がり抵抗が増えただけでカタログ燃費で5km/Lもの差が出るでしょうか。
それから特別なエクステリアパーツが付けられていてどう見ても空気抵抗が増大しているように見える「WS」グレードと標準的なエクステリアパーツを持つ「G」グレードでカタログ燃費が同じとなっているのもあり得るのでしょうか。

カタログ燃費と実燃費の乖離も含めて、とかくトヨタの車(特にハイブリッドモデル)はカタログ燃費に疑問が生まれます。

トヨタ・カムリのライバルは?

カムリが持つ・・・

・ノッチバックセダンボディ
・2.5リッターエンジン搭載のハイブリッドモデル
・FFレイアウト

といった要素を持つ車は販売チャネル違いの兄弟車であるES以外にはありませんがそれに非常に近いモデルがホンダに存在します。
それがアコードです。

アコードはエンジンこそ2リッターエンジンですが、ハイブリッドモデルですしFFセダンですのでまさにライバルといっていいのではないでしょうか。

エンジンスペック比較

●カムリ

エンジン:A25A-FXS型
電気モーター:3NM型
ハイブリッドバッテリー:リチウムイオンバッテリー

の組み合わせでスペックは・・・

エンジン
・最大出力:178ps/5700rpm
・最大トルク:22.5kgf・m/3600rpm~5200rpm

電気モーター
・最大出力:120ps
・最大トルク:20.6kgf・m

※システムパワー:218ps

●アコード

エンジン:LFA型
電気モーター:H4型
ハイブリッドバッテリー:リチウムイオンバッテリー

の組み合わせでスペックは・・・

エンジン
・最大出力:145ps/6200rpm
・最大トルク:17.8kgf・m/4000rpm

電気モーター
・最大出力:184ps
・最大トルク:32.1kgf・m

※システムパワー:215ps

見ていただきたいのはシステムパワーの違い、アコードの方がエンジン排気量的に大幅に不利であるのにもかかわらずたった3psの差しかないのは立派です。

燃費比較

・カムリ:最大33.4km/L
・アコード:最大31.6km/L

上記のカムリの燃費性能の数字は燃費性能計測用グレードである「X」グレードのもので、実際に多くが買われている「G」グレードのもとのは違います。
単純にカタログ燃費の最大値だけで比較してみると明らかにカムリの方が燃費性能が優れていることになりますが、本来の燃費性能ともいえる「G」グレードの「28.4km/L」で比較してみると今度は逆にアコードの方がはるかに優れていることになります。

やはりTHS-IIというハイブリッドシステムは大型モデルには向かないのかもしれません。

販売価格帯比較

●カムリ:約330万円~約435万円
●アコード:385万円~410万円

カムリは本革シートを採用した「レザーパッケージ」グレードを選ばなければ、高くても約368万円となりますので、それを含めて考えるとカムリの方がお買い得なのかもしれません。

まとめ

街中でもほとんど見ることがないぐらい人気のないカムリが今日までずっと売られてきた理由がこの車自体で商売をしているのではなく、高利益のESやRAV4といった流用モデルで儲けを出すことができるからであることがお分かりいただけたかと思います。

それに車自体を見ても特に優れて一面を持っているわけではなく、パワーもそこそこ、走りもそこそこ、燃費だけではちょっといいといった程度で「走るクルマ」としては決していい車とは言えないようです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です