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商用バンだけじゃない!トヨタ・ハイエース ワゴンの「クルマ」としての性能は?

中古車市場で高い価値を持つことで有名なトヨタのハイエース、ハイエースといえば商用バンということなりがちですが、実はワゴンモデルもきちんと売られています。
ここでは、ミニバンの陰に隠れてしまいあまり日の目を見ないハイエースのワゴンモデルに注目してみたいと思います。

トヨタ・ハイエース ワゴンってこんな車

「多人数乗り乗用モデル」といえば、きっと誰もがミニバンのことを頭に思い浮かべることでしょう。

「ミニバン」とは、アメリカで生まれた車種でバンとして発売されていた車(アメリカでは乗用ワゴンも商用バンも分け隔てなく「バン」と呼んでいる)があまりにも大きすぎて都市部では使いにくいという声が高まったことからその(アメリカでの)バンをひと回り小さくして、取り回しの良さ、使い勝手も良さを追求したモデルを作りました。
それのことを「ミニサイズのバン」ということで「ミニ」な「バン」・・・「ミニバン」となったのです。
なので、本来「ミニバン」と呼ばれる車には、その系統、モデルの歴史に必ず「バン」が存在しなければいけないわけですが、ご存じ通り国産モデルに5メートルを超える全長に2メートルを超える全幅を持つバンモデルなど存在しません。

しかしながら日本では「ミニバン」というモデルが多数存在するわけですが、それらは実は本当のミニバンではありません。
現在発売されている日本のミニバンを見るとそのほとんどにある共通点を見るけることができます。
その共通点というのが・・・

「昔はワンボックスワゴンだった」

ということです。
もっと詳しく言うと日本でミニバンと呼ばれているモデルの大多数が、過去から販売されている、あるいは過去の販売されていたワンボックスワゴンの改良版、グレードアップ版であるということです。

中型ミニバンや小型ミニバンのクラスには、例外が多くありますが、大型トールミニバンでは見事にすべてミニバンの過去にワンボックスワゴンの存在があるのです。

日産のエルグランドはキャラバン・ホーミー兄弟車、三菱のデリカD:5はデリカ、そしてトヨタが発売するアルファード・ヴェルファイア兄弟車の祖先となるのがハイエースのワゴンモデルです。

ハイエースは1967年に当時大人気だった商用モデル、トヨペット・トヨエースの格下小型モデルとして、キャブオーバー型(フロントアクスルの上にエンジンを置き、その上に運転席・助手席を載せた形)を持つ小型トラックとしてデビューしました。

当初は本来目的である商用トラックだけの販売となっていたのですが、せっかく作った車をトラックだけにしておくのももったいないということでそのラダーフレームにワンボックス形状のキャビンを載せた乗用ワゴンモデルを作ったのです。
それが現在のハイエース ワゴンの祖先です。

その後すぐに同じボディを持つ商用バンモデルが発売されて順番的にワゴンモデル、商用バンモデルといった形になりますが、だからといってワゴンモデルありきの商用バンモデルではなく、あくまでもトラックベースの商用バンモデルがベースでそれを乗用モデルに転用したという形なります。
発売する順番が多少前後しただけと思ってください。

その後も乗用モデルのワゴン、商用モデルのバンといった2系統(他にもトラックやマイクロバス扱いのコミューターもありましたがここでは省略します)での販売の流れは続き1997年に初めてのモデルチェンジを行い2代目モデルとなります。

この頃になると間違った解釈から生まれた「RVブーム」(RVとは本来キャンピングカーのことを指す)によってワゴンモデルが注目されるようになり、より上級化、より高級化、より高額化して行くようになります。

1982年のモデルチェンジ出発売されるようになった3代目モデルでは、更にワゴンモデルの高級化が進み、2リッターガソリンエンジンと4速オートマチックトランスミッション、そしてサンルーフを備えるモデルまで発売されるに至っています。

この高級化はまだまだ続きます。
1989年に発売された4代目モデルでは3ナンバー登録となる2.4リッターガソリンエンジンモデルが発売され、スライドドアも運転席からスイッチ一つで開閉させることができるパワースライドドアを採用するようになりました。
しかし、ハイエースのワゴンモデルとしての進化はこの4代目モデルのH100系で止まります。

その理由はハイエース ワゴンの更なる高級ワゴン専用モデルとしてアルファードG・V兄弟車が発売されたからです。

これらのモデルの発売によってハイエースには高級化を図ったワゴンモデルが必要なくなったわけですが、アルファードG・Vでまかなうことができない10人乗りワゴンモデルだけをハイエース ワゴンとして販売するようにしたのでした。

これが2004年に発売されたH200系型ハイエース ワゴンです。

トヨタ・ハイエース ワゴンのモデル構成・グレード構成

ハイエース ワゴンはボディの全長によって2つのモデルに分けることができます。

ロングボディモデル

ロングボディモデルは・・・

・全長:4840mm
・全幅:1880mm
・全高:2105mm
・ホイールベース:2570mm

といったロング・ワイド・ミドルルーフボディを持ったモデルです。
グレードは2グレードで、駆動方式はFRの2WDとビスカスカップリングをセンターデフに持つ4WDがすべてのグレードに設定されています。

・DX グレード
・GL グレード

廉価グレードとなる「DX」グレードの装備に・・・

・デザイン違いのホイールキャップ
・カラードバンパー
・両側スライド式リヤサイドウィンドウ
・プライバシーリヤサイドガラス
・両側固定式リヤクォーターウィンドウ
・プライバシーリヤクォーターガラス
・メッキフロントグリル
・メッキアウトサイドドアハンドル
・メッキバックドアガーニッシュ
・リヤメッキエンブレム
・フロントフォグランプ風タウンランプ
・メッキ電動格納式リモコンドアミラー
・時間調整式ウォッシャー連動間欠式フロントワイパー
・コンライト
・スライドドア イージークローザー
・バックドア イージークローザー
・トリコットシート生地
・運転席フルリクライニングシート
・運転席・助手席シートスライド機能
・分割式フロントヘッドレスト
・分割式リヤヘッドレスト
・アームレスト付きリヤシート
・最後列スペースアップシート
・アッパー部シルバーメタリック加飾付きインストルメントパネル
・リヤクォーターコンソール
・マップランプ付フロントルームランプ
・大型リヤルームランプ
・成形+表皮巻きフロントドアトリム
・スライドドアトリム
・成形フルトリムクォーターインテリアパネル
・樹脂バックドアトリム
・リヤトリムポケット
・ベロアニーパン材質フロアカーペット
・トリム一体型リヤホイールハウスカバー
・インストルメントパネル部アクセサリーコンセント
・プッシュ式コントロールパネル付きオートエアコン
・4スピーカー
・オーディオレス
・ガラスアンテナ

を追加したものが「GL」グレードの装備となります。

それと「DX」グレードと「GL」グレードではセカンドシート以降のシートは位置に違いがあります。

●「DX」グレードは・・・

最前列:2人掛け(運転席・助手席分割式)
2列目:2人掛け(右寄り・連結式)
3列目:2人掛け(右寄り・連結式)+1人掛け(左寄り)
4列目:2人掛け(右寄り・連結式)+1人掛け(左寄り)

で、2人+2人+3人+3人で10人乗りとなります。

●「GL」グレードは・・・

最前列:2人掛け(運転席・助手席分割式)
2列目:2人掛け(右寄り・連結式)
3列目:2人掛け(右寄り・連結式)
4列目:4人掛け(左右2人掛けずつで分割)

2人+2人+2人+4人で10人乗りとなります。

GL」グレードの最後列シートは左右跳ね上げ式のスペースアップシートになっていて、6人乗り+ラゲッジスペースという組み合わせができるようにもなっています。

スーパーロングボディモデル

スーパーロングボディモデルは・・・

・全長:5380mm
・全幅:1880mm
・全高:2285mm
・ホイールベース:3110mm

といったスーパーロング・ワイド・ハイルーフボディを持ったモデルです。
グレードはモノグレードですが、駆動方式はロングボディモデルと同様に2WDと4WDが設定されています。

・グランドキャビン グレード

装備してはロングボディモデルの「GL」グレードの設定に・・・

・植毛ピラーガーニッシュ
・6スピーカー
・USB/AUX端子付CD・AM/FMプレーヤー
・大型リヤルームランプの増設(合計2個)

を追加したのと同時に

・フロントフォグランプ風タウンランプ
・リヤシート用アームレスト
・リヤクォーターコンソール
・インストルメントパネル部アクセサリーコンセント
・最後列スペースアップシート

が廃止されています。

シートの配置は、「DX」グレードと同じ「2人+2人+3人+3人」の配置となりますが室内長が長いため、各シートの足元の間隔が「DX」グレードより広くなっています。

トヨタ・ハイエース ワゴンの動力性能

ハイエース全体では、2リッターガソリンエンジン、2.7リッターガソリンエンジン、2.8リッターディーゼルターボエンジンといった3つのエンジンバリエーションがありますが、ワゴンモデルにはその中のひとつだけがあてがわれている形となっています。

2.7リッターNAエンジン

・エンジン型式:2TR-FE型
・エンジン排気量:約2.7リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ

スペックは・・・

・最大出力:160ps/5200rpm
・最大トルク:24.8kgf・m/4000rpm

※リッターあたり:約59.2ps
※パワーウェイトレシオ:
ロングボディモデル 約12.3kg/ps・スーパーロングボディモデル 約12.75kg/ps

このエンジンはハイエースのバンモデルや正真正銘のSUVであるランドクルーザー・プラドなどにも搭載されているものです。
エンジン排気量が大きいのでパワースペックの数字で表される以上のパワーやトルク感を感じますが、さすがに10人フル定員となると元気がなくなります

トヨタ・ハイエース ワゴンの走行性能

ワゴンモデルといっても商用バンベースのワゴンですので、乗用車としての走行性能を持っているとは言えませんが、トヨタの車であるということを踏まえて考えると商用バンベースであることがメリットとして働いている部分も存在します。

トランスミッション

1つだけしかエンジンバリ―ションがないハイエース ワゴンにおいてトランスミッションも同様に一つだけとなります。

●6速オートマチックトランスミッション
これはトヨタが「6 Super ECT」と呼んでいるオートマチックトランスミッションで、このモデル以外にも高トルクエンジンを搭載するモデルの多くに採用されています。
構造としてはごく普通の多段式オートマチックトランスミッションで、クラッチとして機能するトルクコンバーターに遊星ギヤを複数組み込んだギヤボックスを組み合わせたものですが、「6 Super ECT」には特別にトルクコンバーターとギヤボックスの間にクラッチを組み込み、停車中にこのクラッチを切ることでエンジンとギヤボックス以降のドライブトレーンとを物理的に切り離すことで停車中にかかるエンジンとトルクコンバーターへの負担を減らし、それを低燃費につなげようという機能が付けられています。

しかしこのクラッチの制御がうまくいかないことが多く、特にブレーキペダルを放して急加速した時などにクラッチが突然つながるようになってしまうことからまるで後ろから追突された時のような大きな衝撃を感じることがあり、2019年現在でも完全にその症状をなくすことができていないことから「未完成のオートマチックトランスミッション」などといわれています。

ボディ剛性・強度

トヨタの車といえばコスト削減のためのボディ剛性が犠牲になっていることが多いものですが、このモデルはもともとは1.25トン積みの商用バンを作るため設計された車で、フレームも単なるモノコックフレームではなく、それにラダーフレームを組み合わせたビルトインラダーフレームを使用しているので、トヨタの下手な高額車両より剛性は高く、耐久性にも優れています。
ボディ剛性だけで見れば、プリウスやRAV4はもちろんのこと、高額車両のLSやクラウンよりも優れているといっていいでしょう。

サスペンション構造

高い積載能力を発揮できるように剛性を高められたのは何もフレームだけではありません。
それにつけられるサスペンション構造も剛性、耐久性の優れたものが使われています。

・フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン
・リヤサスペンション:リーフリジット

フロントサスペンションとして与えらえているダブルウィッシュボーンは高額車両でよく使われるロードホールディング性能に優れたサスペンションですが、ハイエースのものはスプリングとしてコイルスプリングを使っているのではなく、トーションバースプリング・・・要するに1本のまっすぐな鉄の棒をねじった時に発生する反力をスプリングとして用いるもので、アッパーアームの付け根にダイレクトに付けられています。
トーションバー式のダブルウィッシュボーンは、構造全体の高さを低くすることができるため、昔からサスペンション構造をつけるスペースが狭いキャブオーバー型ワンボックスカーに用いられることが多く、このハイエース ワゴンにもそういった理由で付けられているといえます。

リヤサスペンションのリーフリジットサスペンションは、一般的な乗用車としては古さを感じますが、もともとは商用バンですのでこの部分は我慢しなければならないでしょう。
それにワンボックスカーとしては意外と乗り心地だけはいいので、それはそれでいいかと思います。

トヨタ・ハイエース ワゴンの燃費性能

●ロングボディモデル(2WD)

・カタログ燃費:最大9.7km/L
・実燃費:約6km/L

●ロングボディモデル(4WD)

・カタログ燃費:最大9.1km/L
・実燃費:約5km/L

●スーパーロングボディモデル(2WD)

・カタログ燃費:最大9.5km/L
・実燃費:約6km/L

●スーパーロングボディモデル(4WD)

・カタログ燃費:最大8.9km/L
・実燃費:約4km/L

空気抵抗の大きなワンボックスボディに、重たい車両重量、そして低燃費装備も可変バルブタイミング機構だけといった有様のハイエース ワゴン、これくらいの燃費性能が限界かと思います。

トヨタ・ハイエース ワゴンのライバルは?

ハイエースはトヨタの大型ワンボックスカーシリーズとして作られているもの、そしてトヨタのライバルは日産、その日産で大型ワンボックスカーとして作られているのが、昔はキャラバン・ホーミー兄弟車でしたが現在は「NV350キャラバン」です。
これがライバルモデルです。

NV350キャラバンも10人乗りのワゴンモデルが用意されており、歴史を顧みてもハイエース ワゴンと同様に大型ミニバンのエルグランドではカバーできない10人乗りのワゴンモデルが残された形で発売されています。

ハイエース ワゴンは2.7リッターNAエンジンのみのエンジンバリエーション、NV350キャラバンは2.5リッターNAエンジンのみのエンジンバリエーションということで対等なもの同士を比べることができないのですが、それしかないのですから仕方ありません。
200ccのエンジン排気量の違いはありますが同等クラスのモデルとして比較してみましょう。

パワースペック比較

●ハイエース ワゴン(「GL」グレード)

2.7リッターNAガソリンエンジン(2TR-FE型)
・最大出力:160ps/5200rpm
・最大トルク:24.8kgf・m/4000rpm

●NV350キャラバン ワゴン(「GX」グレード)

2.5リッターNAガソリンエンジン(QR25DE型)
・最大出力:147ps/5600rpm
・最大トルク:21.7kgf・m/4400rpm

最大出力にして13ps、最大トルクにして3.1kgf・mといった違いが出ていますが、これが200ccのエンジン排気量の違いでしょう。

ただ車両重量を見るとNV350キャラバンの方が100kgほど軽く作られていますので、それを考えれば走りとしてはトントンなのではないかと思います。

燃費比較

●ハイエース ワゴン(「GL」グレード)

・カタログ燃費:最大9.7km/L
・実燃費:約6km/L

●NV350キャラバン ワゴン(「GX」グレード)

・カタログ燃費:最大10km/L
・実燃費:約8km/L

エンジン排気量が少ないNV350キャラバンの方が燃費性能的に有利なのはわかりますがカタログ燃費だけでなく実燃費も見るとただ単にエンジン排気量の違いだけの問題ではないようです。

販売価格帯比較

ここでは両車ともワゴンモデル全体の価格帯で見ていきたいと思います。

・ハイエース ワゴン:約282万円~約392万円
・NV350キャラバン ワゴン:約259万円~約349万円

全体的にハイエースの方が高くなっていることがわかります。
車の性能やデザインなどたいした違いがないのにこれだけ高い価格をつけられているのは、たぶん人気が高く販売台数が多いからなのでしょう。

ハイエース ワゴンの4WDシステムについて

ハイエース ワゴンには全グレードに4WDモデルが用意されています。
この4WDモデルに採用されているのはいわゆる「フルタイム4WDシステム」と呼ばれるものです。

自動車メーカーがカタログなどに掲載した時の「フルタイム4WD」という言葉は、メールを送ってもらったのにも関わらず、自分のミスでスルーしてしまって返事が遅れた時の言い訳の「迷惑メールフォルダに入っていました」と同じくらい信用ならないものです。

フルタイム」と聞くとまるで常に4つのタイヤに駆動力が伝わっていて悪路走破性が高いように思ってしまいますが、ランサーエボリューションシリーズやスカイラインGT-R、GT-Rに採用されているいわゆる「スポーツ4WD」と呼ばれるものやスバルのAWD以外のフルタイム4WDはメインとなる駆動輪が空転してトラクションが掛からなくなった時だけ本来、駆動輪ではないタイヤにも駆動力が伝わってその時だけ4WD状態になるという「スタンバイ式4WD」であることがほとんどです。

このハイエース ワゴンにもフルタイム4WDが搭載されているということでしたので最初は「どうせスタンバイ式4WDでしょ?」などと思っていましたがよく調べてみるとスポーツ4WDほど細かい制御はされていないものの「フルタイム」という言葉どおり、常に4つのタイヤにトラクションがかかっているタイプものだったことがわかりました。

通常、こういった大型ワンボックスカーではFRレイアウトを取ることが多いのですが、それを4WDモデルに作り替える際、途中にトランスファーを挟むだけで簡単に4WD化することができることから、電気でトランスファーの切り替えができるパートタイム4WDが採用されることがほとんどです。
ライバルモデルのNV350キャラバンが実はこの構造を持った4WDモデルとなっています。

しかしハイエースは違います。
通常では電気切り替え式のトランスファーを備える部分にビスカスカップリングを備えているのです。

ビスカスカップリングとはオイルが充填されたケースの中に入力側と出力側のシャフトに直結した円盤が交互に入れられているもので、オイルの粘性によって入力側が回ると出力側も回るというトルクコンバーターのような動きをします。
この時は入力側と出力側、要するにフロントタイヤを回す側とリヤタイヤを回す側が物理的に繋がっていないのでコーナーリングなどで前後のタイヤの回転数が違ってもビスカスカップリング内でスリップするような形となるためブレーキング現象は起こりません。
しかし、どこかしらのタイヤが空転してビスカスカップリングでどちらかのシャフトに付けられた円盤が激しく回ることで内部に充填されたオイルが膨張し、両シャフトのつけられた円盤同士を押し付ける力が発生るすることで前後直結に近い形となり、強いトラクションを発揮する4WD状態になるのです。

先ほども言いました通り、ワンボックスカーの4WDといえばスイッチ切り替え式のパートタイム4WDが採用されることが多いなかで、スタンバイ式ではないフルタイム4WDシステムを採用しているのは非常に珍しいことだと思います。

まとめ

車としての性能を問うようなモデルではありませんが、ハイエース ワゴンもワンボックスワゴンである前に「自動車」であるわけですからその性能を知らないで良し悪しなどを語ることはできないと思います。

結果としては車としての性能ははっきり言ってあまり高くありません。
パワーの無いエンジン、ロールが大きく後ろに誰も乗っていないとぴょんぴょん跳ねるリヤサスペンション、1桁しか走らない燃費性能、どれをとっても良くないものばかりなのですが、このモデルは「ワゴン」「乗用車」といっても所詮は商用バンとして、荷物を運ぶための仕事の車として作られたものを半ば無理やり乗用モデルに作り替えたようなものですので、これくらいは許してあげないといけないと思います。

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