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主婦ドライバーに大人気の日産デイズ・ルークス、車としてのポテンシャルは?

主婦用の生活車として根付いた軽スーパーハイトワゴン、全高が高いことがそれまでの軽自動車に対する唯一の優位性となる軽自動車ですが、その中でも安定した人気を持つのが日産のデイズ・ルークスです。

軽スーパーハイトワゴンとしては出遅れた感がありますが、この車にどんな魅力があるのか?奥様方は何に共感をしているのでしょうか、探ってみましょう。

日産 デイズ・ルークスってこんな車


日産 デイズ・ルークスは、同じく日産の軽自動車として発売されているデイズと同じところで作られた軽乗用車です。

NMKV(Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)は、お金はあるが軽自動車を独自に開発する技術、独自に生産するラインを持たない日産軽自動車を開発する技術も生産ラインも持つが、開発資金に苦しむ三菱とで作った合弁会社で、日産と三菱から発売される軽自動車の開発・設計を専門とする企業です。
この会社は生産ラインなどは持っておらず、開発・設計だけを行うところですので、実際の生産は三菱の生産ラインで三菱の部品を使って作られることになります。

このNMKVは2010年に設立されましたが、設立されて最初に着手したのは軽自動車の定番となっている軽トールワゴンの開発でした。
その開発によって生まれたモデルが2013年に発売された日産名「デイズ」三菱名「eKワゴン」だったのです。

この開発では、単に1台の軽トールワゴンを作るだけでなく、その後に他のモデルにも使えるような土台作り、いわゆるプラットフォームづくりも兼ねて行われました
こういったやり方は軽自動車でおなじみのスズキやダイハツ、ホンダでもよく行われていることで特別なことではありません。
ただ、ホンダのようにライフで大失敗をしてしまった後に共通プラットフォームを利用した「Nシリーズ」を発売し、それが大ヒットしたという実績を見せつけられてしまってはその方法を積極的に取り入れないわけにはいかないでしょう。

日産・三菱連合軍もホンダの実績にあやかろうというわけではないですが、共有プラットフォームを作り、それを複数のモデルで要するに使いまわしをすることで大幅のコスト削減、しいては販売利益の向上を果たすことを目指したわけです。

そしてその共有プラットフォームを使った第二弾モデルとして発売されたのがこのデイズ・ルークス(三菱名:eKスペース)です。
このモデルは小さな子供を持つお母さんに大人気な軽スーパーハイトワゴンとして作られていて、1775mmという高い全高を持ちます。

日産では過去にスズキのパレットのOEM供給を受ける形で、日産の軽スーパーハイトワゴンとして「ルークス」というモデルがありました。
そのモデルはOEM供給元であるスズキがパレットの生産終了をするまで販売が続けられ、そののちにパレットの後継モデルとなるスペーシアが発売されたものの、その時点で既にNMKVにおいてデイズシリーズの開発が進められて、第二弾モデルとしてこのデイズ・ルークスを発売することが決まっていたことから、OEM供給契約の再契約は行いませんでした。
このことによって、ルークスは初代モデル限りで販売を終了してしまうことになり、デイズ・ルークスは「ルークス」という名称が入っていながらも別のモデル系統の車となったのです。

デイズ・ルークスは2014年の2月に発売され、それが2019年3月現在の現行モデルとなります。

日産 デイズ・ルークスのモデル構成・グレード構成

デイズ・ルークスには4つのモデルと9つのグレード、そして2つのサブグレードが用意されています。
駆動方式は基本となるFFモデルとスタンバイ4WDシステム搭載の4WDモデルがあり、モデルやグレードによって違う設定がされています。

標準モデル

標準モデルは2グレードと1つのサブグレードで構成されます。

・S グレード
・X グレード
・X Vセレクション グレード

最廉価グレードの「S」グレードを基準として、そのグレードの装備に・・・

・アラウンドビューモニター
・ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー
・IRカット&スーパーUVカットグリーンフロントガラス
・IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス(フロントドア)
・プッシュエンジンスターター
・インテリジェントキー
・オーバーヘッドコンソール
・高性能エアコンフィルター付オートエアコン
・外気温度計
・「ナノイー」搭載リヤシーリングファン
・断熱ルーフ
・リヤシートロールサンシェード
・助手席シートバックテーブル
・アイボリーカラードアトリムクロス
・シルバー加飾インパネ
・シルバー加飾セレクターノブ
・スピード消臭シート
・スライドドアオートクロージャー
・助手席側リモコンオートスライドドア
・イモビライザー

を追加したのが「X」グレードで、更に・・・

・本革巻ステアリングホイール
・エボニーカラードアトリムクロス
・シルバー加飾パワーウィンドウスイッチ
・メッキインサイドドアハンドル
・エボニーカラースエード調クロスシート生地
・両側リモコンオートスライドドア
・14インチ×4.5Jアルミホイール

を追加したのが、豪華装備サブグレードの「X Vセレクション」グレードとなります。

駆動方式はFFと4WDの両方が用意され、エンジンは全グレードにおいてNAエンジンとなります。

ハイウェイスターモデル

ハイウェイスターモデルはいわゆるドレスアップモデルのことで、標準モデルに特別なドレスアップパーツを追加装着した形で作られています。

グレードは3つ、サブグレードは2つとなります。

・ハイウェイスターX グレード
・ハイウェイスターX Vセレクション グレード
・ハイウェイスターX Gパッケージ グレード
・ハイウェイスターXターボ グレード
・ハイウェイスターGターボ グレード

ハイウェイスターX」グレードには標準モデルの「X」グレード相当の装備に以下の装備が追加・交換されています。

・LEDヘッドランプ
・ハイビームアシスト
・オートライトシステム
・サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・クリアレンズ仕様LEDリヤコンビネーションランプ
・本革巻ステアリングホイール
・運転席・助手席バニティミラー
・エボニーカラードアトリムクロス
・エボニーカラースエード調クロスシート生地
・フロントエアロバンパー
・サイドシルスポイラー
・ルーフスポイラー
・14インチ×4.5Jアルミホイール
・LDW(車線逸脱警報)

この装備に更に・・・

・ピアノ調加飾付本革巻ステアリングホイール
・プレミアムグラデーションインテリア ドアトリムクロス
・ネオソフィール/スエード調クロスシート生地
・両側リモコンオートスライドドア
・165/55タイヤ
・15インチ×4.5Jアルミホイール

を追加したのが豪華版の「ハイウェイスターX Vセレクション」グレードとなります。

そしてもう1つのサブグレードである「ハイウェイスターX Gパッケージ」グレードですが、こちらも同じく「ハイウェイスターX」グレードをベースとして・・・

・6スピーカー
・両側リモコンオートスライドドア
・165/55タイヤ
・15インチ×4.5Jアルミホイール

といった装備を追加した形となります。

ハイウェイスターXターボ」グレードは、「ハイウェイスターX」グレード相当の装備を持たされている形となりますが、このグレードならではのものとして・・・

・ターボエンジンへ置換
・バッテリーアシストシステムの廃止
・クルーズコントロールの廃止

が行われています。

ハイウェイスターGターボ」グレードは「ハイウェイスターXターボ」グレードに装備を追加する形となっており・・・

・ステアリングスイッチ
・6スピーカー
・両側リモコンオートスライドドア
・165/55タイヤ
・15インチ×4.5Jアルミホイール
・クルーズコントロール

が採用されています。

ハイウェイスターモデルにおいても駆動方式はFF4WDが用意されています。
エンジンはグレード名でもわかるように

・ハイウェイスターX グレード
・ハイウェイスターX Vセレクション グレード
・ハイウェイスターX Gパッケージ グレード

NAエンジンとなり

・ハイウェイスターXターボ グレード
・ハイウェイスターGターボ グレード

ターボエンジンとなります。

ボレロモデル

ボレロモデルはライダーモデルと同様に日産の特装部門であるオーテックジャパンにて架装が施されたもので、同じ主婦層向けモデルでもシックなイメージを持たせたモデルとなります。

グレード構成はモノグレードです。

このモデルはNAエンジン搭載した標準モデルの「X」グレードをベースとして、それに・・・

・ピアノ調加飾付本革巻ステアリングホイール
・バニティミラー、チケットホルダー付前席サンバイザー
・ボレロ専用ドアトリムクロス
・メッキインナードアハンドル
・ピアノ調・シルバー加飾付パワーウインドウスイッチベース
・ボレロ専用レザー調シート地
・ボレロ専用フロントグリル
・ボレロ専用フロントバンパーフィニッシャー
・ボレロ専用エンブレム
・ボレロ専用デザイン14インチ×4.5Jアルミホイール

といった装備に加え・・・

・アッシュブラウン/ピンクゴールド
・ホワイトパール/ピンクゴールド
・プレミアムオリーブ/アッシュブラウン

というボレロ専用の2トーンボディカラーも用意されています。
駆動方式はFF・4WDの両方から選択でき、エンジンはベースモデルがNAエンジンですのでボレロモデルもNAエンジンにのみとなります。

ライダーモデル

ライダーモデルもオーテックジャパンにて架装された特別モデルで、ボレロは上品さを持たせているのに対して、このライダーモデルでは、主婦向けモデルでありながら、なんとスポーティーで押し出し感のあるイメージを持たせています。
何やらドライバー同士のトラブルが起きそうな気配を持つ車ですが、稀に主婦向けモデルである軽スーパーハイトワゴンを男性が買って運転することもありますので、そういった需要を得るために作ったのでしょう。

グレード構成は「ハイウェイスターモデル」と同様のものとなり、ますが「ハイウェイスターX Vセレクション」グレード相当のものはなく

NAエンジンモデル
・ライダー ハイウェイスターX グレード
・ライダー ハイウェイスターX Gパッケージ グレード

ターボエンジンモデル
・ライダー ハイウェイスターXターボ グレード
・ライダー ハイウェイスターGターボ グレード

といった形になります。
そして装備面ですが、こちらも「ハイウェイスターモデル」をベースとしているため、それと同じようなものが採用されているのですが、ライダーモデルならではのものとして

・ライダー専用LEDバンパーイルミネーション
・ライダー専用ピアノ調加飾付本革巻ステアリングホイール
・ライダー専用シフトインジケーターフィニッシャー
・ライダー専用センタークラスターフィニッシャー(シルバーメッシュ調)
・ライダー専用ドアトリムクロス
・ライダー専用シート地(格子柄ニット)
・ライダー専用フロントグリル
・ライダー専用フロントバンパー
・ライダー専用エンブレム
・165/55タイヤ
・15インチ×4.5Jアルミホイール

が追加されたり、交換されたりしています。

エンジンは先ほど言いました通り、「ハイウェイスターモデル」と同じ組み合わせとなりますが、駆動方式は「ライダー ハイウェイスターX」グレードのみ、どういうわけかFFだけとされています。

日産 デイズ・ルークスの動力性能


デイズ・ルークスは先に発売されたデイズと同じプラットフォーム、同じパワートレーン、同じドライブトレーンを使って作られているモデルですので、エンジンも一部の仕様を除いて同じものとなります。

3B20型エンジン

デイズ・ルークスのNAエンジンモデルに採用されているエンジンで、基本的にはデイズのNAエンジンモデルに使われているものと同じです。
ただ、デイズでは「アイドリングストップ機構付き」モデルと「アイドリングストップ機構なし」モデルで最大トルクが違う2種類のエンジンが用意されているのに対して、アイドリングストップ機構なしの設定がないデイズ・ルークスではNAエンジンモデルといえばすべて同じ1種類のエンジンとなります。

・エンジン型式:3B20型
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ MIVEC

スペックは・・・

・最大出力:49ps/6500rpm
・最大トルク:6.0kgf・m/5000rpm

※リッターあたり約74ps

となります。

49psはちょっと非力ではないでしょうか。

3B20型ターボエンジン

  • ハイウェイスターXターボ」グレード
  • ハイウェイスターGターボ」グレード
  • ライダー ハイウェイスターXターボ」グレード
  • ライダー ハイウェイスターGターボ」グレード

といった4つのグレードだけに与えられているターボエンジンです。

・エンジン型式:3B20型
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ MIVEC
・過給器:ターボチャージャー(空冷式インタークーラー付)

スペックは・・・

・最大出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.0kgf・m/3000rpm

※リッターあたり約97ps

となります。

軽自動車には馬力の自主規制というものがあって、現状では64psを超えない方がよろしいとされているため、このモデルにおいてももっとパワーを出すことができるのにもかかわらず、ブースト圧を制御して64psに抑えています。
デイズシリーズ、デイズ・ルークスシリーズではNAエンジンモデルに採用されているNAエンジンが少しばかりパワーがないので、アップダウンの激しい生活環境にいる方や高速道路を頻繁に使うといった場合はこちらのターボエンジンが搭載されているモデルを選んだ方が無難かと思います。

日産 デイズ・ルークスの走行性能


デイズと同じシャシーを使っているため、走行性能面もデイズとデイズ・ルークスは似たようなものとなります。
ただ、スーパーハイトワゴンという全高が異常に高いボディ形状を持つため、それが悪影響を及ぼし走行性能を低下させていることだけは確かです。

トランスミッション

デイズ・ルークスに搭載されているトランスミッションは燃費性能向上のために作られたCVTが採用されています。
このCVTはデイズシリーズと全く同じ「副変速機付エクストロニックCVT」と呼ばれるもので、一対のプーリーの他にアウトプット側にギヤ式の2段変速機が付けられているものです
この副変速機のおかげで変速幅を広くとることができるため、逆にプーリーだけで変速幅を広くとろうとする必要がなく、プーリー自体も軽を小さくすることができることからトランスミッションの軽量化、小型化に役立っています。

変速幅はデイズシリーズと全く同じで、ファイナルギヤも全く同じギヤ比で、そしてNAエンジンモデルとターボエンジンモデルとで違うファイナルギヤのギヤ比を用いるところもデイズと同じです。

CVTなので、走りがどうとか、フィーリングがこうだといったようなインプレッションは無駄になりますので何も言いません。

「ごく普通のCVT」

とだけ言っておきましょう。

ただ、やはりインパネシフトの操作性は最悪です。
そして奥様仕様なので、マニュアルモードもパドルシフトも採用されていません

ボディ剛性・強度

デイズと何一つ変わらないシャシーを使って作られているので、ボディ剛性や強度などもデイズと同じと思いがちですが残念ながらデイズよりももっと軟なボディ剛性しか持たされていません。

デイズでも何とかギリギリ、大衆車としての最低限のボディ剛性だったのに、更に剛性、強度とも落ちてしまってはかなり軟な作りになっているとしか言えません。
そうなる原因は全高の高いボディ、ピラーを極力外側へ追いやったボディです。

例えば、トールワゴンのデイズとこのデイズ・ルークスを比べてみた時に同じ面積なのに高さが全然違います。
これは同じ敷地内の木造2階建てと木造3階建てを建てたのと同じで、大きな地震が来た時に2階建てより3階建ての方が大きく揺れ、建物の形状が変形も大きくなります。
同様に全高が高ければ高いほど、ボディ剛性、強度、それに繋がっているシャシーの剛性なども弱くなってしまうのです。

そして更に広いキャビン寸法を得るために、ルーフを支える柱(ピラー)を極力ボディ寸法ギリギリまで外側に押し出す形にしているため、余計にボディの剛性、強度が弱くなってしまうのです。

まあ、奥様用の車ですからそこまでボディ剛性を求める必要もないのかもしれませんが、ボディがゆがむことで異音の発生や直進性能の悪化、そして耐久性が著しく悪化することでしょう。

それでもまだダイハツのタントよりはましです。
デイズ・ルークスの方がボディ剛性が高いといえるでしょう。

サスペンション構造

奥様用の廉価モデルなら、サスペンション構造に対してこれ以上のものを望む必要はないでしょう。

デイズと全く同じ、フロントにマクファーソンストラット、リヤにトルクアーム式3リンクリジットサスペンションといったサスペンション構造が採用されています。

基本的に乗り心地重視ですので、スプリングレートやショックアブソーバーの減衰力はかなり柔らかめです。
全高が高く、ロールセンターも高くなっていることからコーナリング中のロールがかなりすごいことになるでしょう。

ゆっくりと走るママさん向けモデルですから、これはこれでいいのです。

日産 デイズ・ルークスの燃費性能

・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・アイドリングストップ機構
・バッテリーアシストシステム

●可変バルブタイミング機構
デイズ・ルークスに搭載されているエンジンは三菱製のエンジンであることから可変バルブタイミング機構も三菱のMIVECが採用されています。

MIVECといっても低燃費のためのものからランサーエボリューションシリーズのエンジンに採用されているようなパワーを出すためのものまでいろいろなスタイルのものがありますが、このデイズ・ルークスに採用されているのは吸気側カムギヤだけに内蔵されている低燃費のためのMIVECです。

可変とされているのは、バルブの開閉タイミングだけで、吸気バルブの開閉タイミングを動かすことで、最適なバルブオーバーラップを実現することができ、より少ない燃料噴射量で強い爆発力を生むことができるということから、それが燃費性能の向上に繋がるわけです。

●CVT
能動的に変速比を変えることで、エンジン回転数を低めに抑えることができます。

●電動パワーステアリング機構
従来の油圧式パワーステアリングでは油圧を作るためのパワーステアリングオイルポンプを回す必要があり、それを回すためにエンジンのパワーを一部を使っていて、それによって多少なりともパワーロスをしていたわけです。
デイズ・ルークスに搭載されているような電動パワーステアリングでは、電気モーターの力を直接的にパワーアシストとして使うようになっているため、パワーステアリングポンプによる無駄なパワーロスがなくなることからそれが燃費性能の向上に繋がるといった寸法です・・・といいますがこれだけで「燃費性能が劇的に向上!」とはなりません。

●アイドリングストップ機構
日産では「停車前アイドリングストップ」、三菱では「オートストップ&ゴー」と呼ばれているアイドリングストップ機構、兄弟車のデイズではアイドリングストップ機構なしを選ぶことができますが、デイズ・ルークスでは全てのモデル、グレードに標準装備となっています。

ブレーキペダルを踏んで減速、スピードが約13km/h以下になった時にエンジンを停止させて、燃料消費を減らそうというものです。
デイズ・ルークスではメインとなる低燃費装備といえるでしょう。

●バッテリーアシストシステム
このシステムは、オルタネーター制御の進化版で、エンジンのパワーが必要な加速中、走行中などの時にエンジンの負担となるオルタネーターの稼働を止めて、無駄なパワーロスを防ぎ、それによって燃費性能の向上をさせようというものです。

発電するのは、減速時などエンジンパワーが無駄になる時で、その時だけオルタネーターを機能させて、そのタイミングで発電させます。
その電気は12Vの鉛バッテリーだけでなく、専用のニッケル水素バッテリーに蓄えておき、電装品などで電気が必要な時はオルタネーターで発電してそれを使うのではなく、ニッケル水素バッテリーの電気を使うようにしてオルタネーターの稼働時間を極力減らそうというわけです。
ちなみにバッテリーアシストシステムはターボエンジンモデルには採用されていません。

これらの低燃費装備で得られた燃費性能は・・・

●NAエンジンモデル
・カタログ燃費:最大22.0km/L
・実燃費:約20km/L

●ターボエンジンモデル
・カタログ燃費:最大22.2km/L
・実燃費:約17km/L

となります。

驚くことにカタログ燃費ではNAエンジンモデルよりも燃費性能に不利があるといわれているターボエンジンモデルの方がいい数字になっています。

まあこれはきっと計測時の誤差でしょう・・・実燃費を見ればそれがわかります。

日産 デイズ・ルークスのライバルは?

日産のライバルはトヨタ、しかしトヨタには奥様向けの軽スーパーハイトワゴンがありません。
となりますと、そのトヨタの子会社であり、トヨタグループの軽自動車部門であるダイハツに目を向けることになります。
そしてダイハツにはまさに軽スーパーハイトワゴンの代表モデルとなるタントがあるではありませんか。

タントは軽トールワゴンのムーヴをベースにした軽スーパーハイトワゴンで2019年現在で、2013年に発売された3代目モデルLA600S系モデルが現行モデルとなります。

エンジンスペック比較

●デイズ・ルークス

NAエンジンモデル(3B20型)
660cc直列3気筒DOHC NAエンジン
・最大出力:49ps/6500rpm
・最大トルク:6.0kgf・m/5000rpm

ターボエンジンモデル(3B20型ターボ)
660cc直列3気筒DOHC ターボエンジン
・最大出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.0kgf・m/3000rpm

●タント

NAエンジンモデル(KF-VE型)
660cc直列3気筒DOHC NAエンジン
・最大出力:52ps/6800rpm
・最大トルク:6.1kgf・m/5200rpm

ターボエンジンモデル(KF-DET型)
660cc直列3気筒DOHC ターボエンジン
・最大出力:64ps/6400rpm
・最大トルク:9.4kgf・m/3200rpm

僅かな違いはあるものの女性ドライバーが運転してわかるほどの違いはありません。

燃費比較

●デイズ・ルークス

・NAエンジンモデル:最大22.0km/L
・ターボエンジンモデル:最大22.2km/L

●タント

・NAエンジンモデル:最大28.0km/L
・ターボエンジンモデル:最大26.0km/L

数字だけを見ると明らかにタントの方が燃費性能が優れていることになりますが、トヨタグループのダイハツのカタログ燃費ですから、親会社同様にあまり信用できません。
噂によるとタントの実燃費はカタログ燃費の半分くらいになることがよくあるそうです。

販売価格帯比較

●デイズ・ルークス(ライダーも含む):約132万円~約196万円
●タント(タント・カスタムも含む):約123万円~約188万円

売れ筋の軽スーパーハイトワゴンということでどちらの自動車メーカーもかなり吹っ掛けた値段を提示していますが、金額的には大差ないといえるでしょう。

まとめ

最後に発売された軽スーパーハイトワゴンということで、なかなか装備も充実していて、ママさん用の車としては十分であることがわかりました。

ただ一つだけ気になるのがNAエンジンモデルのパワーの無さです。
他のモデルを見てみるとNAエンジンモデルでもだいたい52ps程度は出しているので、デイズも然り、デイズ・ルークスも然りですが、それぐらいのパワーのあるNAエンジンを搭載してもらいたいものです。

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