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日産の大型ミニバン・エルグランド、高級大衆ファミリーカーの性能は?

大衆ファミリーカーとなるミニバンの中で一番上のクラスとなるのが大型ミニバンです。
このカテゴリーに属する車は、その自動車メーカーが持ちうる快適装備をすべて備えたいわゆる「快適装備の見本市」的な車に仕上げられることが多いものですが、日産のエルグランドはまさにそういった車でしょう。
ではエルグランドがどういう車なのかを見ていきたいと思います。

ちなみにカタログで知ることができる「デザイン」とか「インテリア」とか「安全装備」などといったごくありふれたことにはここでは一切触れません。

日産・エルグランドってこんな車


国産ミニバンのほとんどがミニバン発祥の地であるアメリカのミニバンのように「小さなバン」として作られているのではなく、「ワンボックスワゴンの発展形」であることはご存知かと思いますが、実はこのエルグランドもその流れによって生まれたモデルです。

エルグランドの元祖は日産が古くから作ってきた商用ワンボックスバンであるキャラバン(プリンス系ではホーミー)で、そのモデルのワゴンモデル(日産ではコーチと呼ぶ)がのちのエルグランドとなります。

エルグランドというモデルが作られるきっかけはキャラバンが3代目モデルの時(ホーミーは4代目モデル)に発売された「GTモデル」でした。

当時、日本は非常に景気が良く、自動車においてもかなり高級化・高額化が進んでいました。
しかし、キャラバンやホーミーのようなワンボックスワゴンにおいては、快適装備面は後付けでなんとか対応していましたが、エンジンやドライブトレーン、サスペンションなど車体の根幹の部分のグレードアップがなされないままだったのです。

そもそもキャラバン・コーチやホーミー・コーチのようなワンボックスワゴンはあくまでも商用ワンボックスバンのおまけ的な形で作られていたもので、エンジンやドライブトレーンなども商用ワンボックスバンの使われていたものをそのまま使うことが多かったのです。
キャラバン・コーチにおいても非力な2リッターNAの実用型エンジン2.2リッターのガラガラとうるさい昔ながらのディーゼルエンジンが採用されていました。

これではワンボックスワゴンの高級化が図れず、消費者の需要に答えることができないということに気が付いた日産が作ったのが「GTモデル」だったのです。
GTモデルには、当時のセドリックやレパード、フェアレディZなどに搭載されていて3リッターV型6気筒エンジンであるVG30型エンジンやディーゼルエンジンモデルとして2.7リッターのディーゼルターボエンジンを搭載されました。

それまでパワーの無いエンジンばかりだったワンボックスワゴンに初めて3ナンバーとなる3リッターV型6気筒エンジンが搭載されたのです。
これによって本当の意味での高級ワンボックスワゴンモデルが作られたことになり、当然ながら大ヒットモデルとなりました。

このモデルが約5年後の1997年にワゴンのみを独立させた形で作られたキャラバン・エルグランド(ホーミー・エルグランド)となり、更に2年後となる1999年にエルグランドとなったのです。
このモデルを初代モデルとして、2002年に2代目モデルのE51型を、2010年に初めてのFFモデルとなる3代目モデルE52型を発売することになり、そのE52型が2019年現在の現行モデルとなります。

日産・エルグランドのモデル構成・グレード構成


エルグランドは発売以来、頻繁にモデルやグレードを増やしたり減らしたりしているので、その時期によってモデル構成もグレード構成も異なることがありますが、ここでは2019年2月時点でのモデル構成、グレード構成を見ていきます。

2019年2月現在、エルグランドには2モデル・13グレードが設定されています。

標準モデル

標準モデルには以下のようなグレードが用意されています。

●2.5リッターエンジンモデル
・250XG グレード(8人乗りのみ)
・250ハイウェイスターS グレード(7人・8人乗り)
・250ハイウェイスターS アーバンクロム グレード(7人・8人乗り)
・250ハイウェイスタープレミアム グレード(7人乗りのみ)
・250ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム グレード(7人乗りのみ)

●3.5リッターエンジンモデル
・350ハイウェイスター グレード(7人・8人乗り)
・350ハイウェイスター アーバンクロム グレード(7人・8人乗り)
・350ハイウェイスタープレミアム グレード(7人乗りのみ)
・350ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム グレード(7人乗りのみ)

グレード構成が複雑になるのが日産の悪いところで、グレードの見分けがかなり難解なものになってしまいますが、簡単に言うと・・・

・ハイウェイスター:スポーティーなドレスアップグレード
・アーバンクロム:エクステリアパーツとしてダークメッキパーツを多用したグレード
・プレミアム:高級な素材や快適装備がたくさんつけられている高級グレード

と理解すればいいでしょう。

ライダーモデル

ライダーモデルはオーテックジャパンで改造されたいわゆるメーカーカスタムされたモデルです。

●2.5リッターエンジンモデル
・ライダー グレード(7人・8人乗り)
・ライダーブラックライン グレード グレード(7人乗りのみ)

●3.5リッターエンジンモデル
・ライダー グレード(7人・8人乗り)
・ライダーブラックライン グレード(7人乗りのみ)

ブラックラインはダーククロム調のメッキパーツをエクステリアパーツとして使ったグレードです。

7人乗りと8人乗りがある

エルグランドではモデル、グレードによって「7人乗りだけ」「8人乗りだけ」「7人乗り・8人乗り両方」が設定されています。

7人乗りと8人乗りの違いはセカンドシートの形状の違いによるもので、7人乗りはオットマン付きコンフォータブルキャプテンシートが使われているため、セカンドシートの定員が2人となり、「2人+2人+3人」といった形で座ることから7人乗りとなります。

対して8人乗りはセカンドシートがベンチシートタイプとなりセカンドシートの中央にも座ることができるため「2人+3人+3人」で8人乗りとなります。
ただ、ベンチシートといっても商用バンのリヤシートのようなまさにベンチのような真っ平で一体成型のものではなく、キャプテンシートに近い形状を取っており、運転席側6:助手席側4といった割合で分割されています。
中央席のシートバックを前に倒せば、シートバック裏がアームレストとなり、それによってセカンドシートを左右に分割して7人乗りのような形にすることもできます。

日産・エルグランドの動力性能

エルグランドには2種類のパワーユニットが設定されています。

QR25DE型エンジン

このエンジンはいわゆる低価格モデルに採用されているもので、実用的エンジンとして開発されたE型エンジンの流れをくむエンジンです。

スペックは・・・

2.5リッター直列4気筒DOHC16バルブ NAエンジン
・最大出力:170ps/5600rpm
・最大トルク:25.0kgf・m/3900rpm

となります。

それなりの人数の人間と荷物を積めば軽く2トンを超えてしまうエルグランドにおいてわずか170psのパワーでは決して快適な走りをさせることなどできません

車両購入価格や自動車税などといった金銭的な要因から「3.5リッターエンジンモデルではなく2.5リッターエンジンモデルしか買えない」といった形で購入されるモデルだけあって、この部分は少し我慢しなければならないようです。

VQ35DE型エンジン

エルグランドにおいてメインモデルとなる3.5リッターエンジンモデルに搭載されているのがこのVQ35DE型エンジンです。
評判が高かったVG型エンジンの流れをくむエンジンで、NAエンジンながら280psを発生させることができます。

現在では既に生産終了となってしまいましたが、エルグランドに過去にあった「ライダー・ハイパフォーマンススペック」では、エンジン自体は全く同じながらECUチューンによって300psを発生するVQ35DE型エンジンが搭載されており、国産ミニバンの中で一番パワーのあるモデルとされていたこともありました。

スペックは・・・

3.5リッターV型6気筒DOHC24バルブ NAエンジン
・最大出力:280ps/6400rpm
・最大トルク:35.1kgf・m/4400rpm

となります。

パワーウェイトレシオ7.36 kg/ps、リッターあたり80psと決して優れた数字ではないため、俊敏な動きはできないもののCVTの絶妙な変速制御によってファミリーカーとしてはいい走りをすることができます。

日産・エルグランドの走行性能

車両重量が約2トンもあるエルグランド、この車を快適に走らせることができるか否かはこの部分で決まります。

トランスミッション

エルグランドには2.5リッターエンジンと3.5リッターエンジンの2つのパワーユニットが用意されていますが、トランスミッションはどのモデルも形式は同じで、電子制御のエクストロニックCVT-M6が搭載されています。
トランスミッションの名称の一番後ろに「M6」がつくということは疑似有段変速機能のマニュアルモード、6速マニュアルモードがついているものであることがわかります。

2.5リッターエンジンモデルと3.5リッターエンジンモデルで同じ型式のCVTとはなりますが、CVTの変速幅や疑似有段変速の固定変速比、ファイナルギヤのギヤ比はエンジンによって変更されています。

少し前までCVTはトルクのある大排気量エンジンには向かないトランスミッションといわれていました。
理由は大トルクに対応できずベルトが滑ってしまったり、耐久性が著しく低下することで早期にベルトが切れてしまう可能性があったからです。
エルグランドの3.5リッターエンジンモデルにCVTが採用されているところを見るとどうやらそういった技術的な憂いはすべて解消されているようですが、いまだに急加速や重量が増した時などにベルトが滑ることがあるのも事実です。

それからこれは性能には関係ないことなのですが、セレクターレバーの位置がセンターコンソールではなく、インパネに置かれているのはいただけません。

ボディ剛性・強度

お金をかけて贅沢に作られている大型ミニバンでもやはりあれだけ大きな寸法を持つボディで2トン近い車両丈量を持つとなると相当頑丈な作りを与えなければ、走行性能を向上させるほど、サスペンションを有効に使えるほどのボディ剛性を得ることはできません。

残念ながら使用されているDプラットフォームはそれほど頑丈なものではありませんし、居住性を高めるためにホイールベースが延長されてしまっているのでより軟なボディ骨格になってしまっています。
サスペンションをしっかり動かすためにはそれこそボディ剛性アップパーツをつける必要があるかもしれません。

サスペンション構造

ファミリーカーの大型ミニバンでありながら、かなり高い次元の走りができるのがこのエルグランドで一番の特徴ですが、その走りを実現するのに一役買っているのがこのサスペンションと絶妙なサスペンションセッティングです。
フロントにマクファーソンストラット、リヤにマルチリンクといったファミリーカーにはかなり贅沢な四輪独立懸架を採用し、サスペンションアームなどもバネ下重量を軽減するためにアルミ合金が使われているといった具合にかなり力を入れたつくりがされています。

エルグランドぐらいの車格になると乗り心地重視でエアスプリングを用いたエアサスペンションなどを用いたくなりますが、そこをあえて普通のコイルスプリングにしたところが日産らしいところです。

スポーツモデルのようにヒラリヒラリというわけにはいきませんが、低重心であることも手伝って大型ミニバンらしくない軽快な動きをすることができます。
ただ、寸法的に制限があるせいかリヤサスペンションのサスペンションストロークの短さが気になります。

日産・エルグランドの燃費性能

2.5リッターエンジン、3.5リッターエンジンという排気量の大きいエンジンを積み、約2トンの車両重量を持つエルグランドにおいて、燃費はあまり考えたくないものです。

それでいて低燃費装備も

・CVTC(連続可変バルブタイミング機構)
・電動パワーステアリング
・CVT
・オルタネーター制御

だけといった程度しか採用されていませんので、燃費性能がいいはずがありません。

●2.5リッターエンジンモデル
・カタログ燃費:最大10.8km/L(JC08モード)
・実燃費:約7km/L

●3.5リッターエンジンモデル
・カタログ燃費:最大9.4km/L(JC08モード)
・実燃費:約5km/L

久々にカタログ燃費で1桁代を見ましたが、こういった燃費性能の悪さやガソリン代がかかることも含めてそれを理解できる方のみが買うことができるということのようです。

日産・エルグランドのライバルは?

3リッターオーバーの大排気量エンジンを搭載した大型ミニバンであるエルグランド、このモデルに対抗できるモデルとなるのはトヨタのアルファード・ヴェルファイア兄弟車でしょう。

車格的にはホンダのオデッセイという選択肢もありますが、エルグランドの先祖モデルであるキャラバン・ホーミーのライバルがトヨタのハイエースであったことから見ても、ハイエースの後継モデルであるアルファード・ヴェルファイア兄弟車がライバルとして妥当かと思われます。

アルファード・ヴェルファイア兄弟車は、キャラバン・エルグランド、ホーミー・エルグランド、そして初代エルグランドが好評となっているところを見たトヨタがそれに対抗すべきモデルとして作った車で、まずは2002年にアルファードG、アルファードVという販売チャネル違いのモデルを発売するところから始まりました。

その後、新生ネッツ店で販売していたアルファードVの車名をヴェルファイアと改名したことでアルファード・ヴェルファイア兄弟車が出来上がったということになります。
現行モデルとなるのは、2015年に発売されたアルファードとしては3代目モデル、ヴェルファイアとしては2代目モデルとなるH30系です。

エルグランドと違ってアルファード・ヴェルファイア兄弟車には2.5リッターエンジン+THS-II+E-Fourの組む合わせを持ったハイブリッドモデルも用意されていて、その部分がエルグランドと大きく異なるところとなります。

エンジンスペック比較

エルグランドにはハイブリッドモデルがありませんのでガソリンエンジンモデルだけの比較とします。
そして、アルファード・ヴェルファイア兄弟車にもエルグランド同様に3.5リッターエンジンを搭載した高額モデルと2.5リッターエンジンを搭載した廉価モデルが存在しますので、そのエンジンごとに比較していきたいと思います。

高額モデル(3.5リッターエンジンモデル)

●エルグランド(VQ35DE型エンジン)
・最大出力:280ps/6400rpm
・最大トルク:35.1kgf・m/4400rpm

●アルファード・ヴェルファイア兄弟車(2GR-FKS型エンジン)
・最大出力:301ps/6600rpm
・最大トルク:36.8kgf・m/4600~4700rpm

アルファード・ヴェルファイア兄弟車ではマイナーチェンジの際にエンジンが変更となり、2GR-FE型エンジンから低燃費型エンジンである半直噴燃料供給装置を持つ2GR-FKS型エンジンに変更され、その際に約20ps程度のパワーアップがなされました。

エルグランドにライダー・ハイパフォーマンススペックが無くなった現在、このパワーユニットが国産大型ミニバンに搭載されているエンジンの中で一番パワーのあるエンジンとなっていることから3.5リッターエンジンモデルにおけるパワー面でアルファード・ヴェルファイア兄弟車に軍配が上がります。

廉価モデル(2.5リッターエンジンモデル)

●エルグランド(QR25DE 型エンジン)
・最大出力:170ps/5600rpm
・最大トルク:25.0kgf・m/3900rpm

●アルファード・ヴェルファイア兄弟車(2AR-FE型エンジン)
・最大出力:182ps/6000rpm
・最大トルク:24.0kgf・m/4100rpm

パワーで12ps、トルクで1.0kgf・mの差が生まれていますが、どちらも実用型エンジンですので実質的にはほぼ同じパワースペックであるといえるでしょう。

それにそもそも論ですが、車自体がパワーを求めるといったことより経済性を求めた車であるわけですから、たったこれだけの違いを気にすることは無駄です、パワーを気にするなら3.5リッターエンジンモデルに乗りましょう。

燃費比較

両車のカタログ燃費と実燃費を比較してみます。

まずカタログ燃費ですが・・・

●3.5リッターエンジンモデル
・エルグランド:最大9.4km/L
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:最大10.8km/L

●2.5リッターエンジンモデル
・エルグランド:最大10.8km/L
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:最大12.0km/L

とどちらのエンジンモデルでもアルファード・ヴェルファイア兄弟車の方が勝っていますが、しかし、実燃費の平均を見てみますと・・・

●3.5リッターエンジンモデル
・エルグランド:約6km/L
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:5km/L

●2.5リッターエンジンモデル
・エルグランド:最大7km/L
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:最大6km/L

と両方のモデルでアルファード・ヴェルファイア兄弟車がエルグランドの数字を下回っています。
詳しくは言えませんがこれがトヨタの「燃費マジック」です。

それにアルファード・ヴェルファイア兄弟車にはハイブリッドモデルがありますから「燃費性能を求める方はハイブリッドモデルを買えばいい」という考えがあるわけで、ガソリンエンジンモデルの燃費性能を頑張って向上させる必要がないのでしょう、トヨタとしては・・・。

販売価格帯比較

●3.5リッターエンジンモデル
・エルグランド:約427万円~約595万円
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:約497万円~約738万円

●2.5リッターエンジンモデル
・エルグランド:約332万円~約477万円
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:約338万円~約464万円

●ハイブリッドモデル
・エルグランド:なし
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:約439万円~約751万円

※トータルで見ると・・・

・エルグランド:約332万円~約595万円
・アルファード・ヴェルファイア兄弟車:約338万円~751万円

となり、エルグランドにハイブリッドモデルがないことを踏まえて考えて見てもアルファード・ヴェルファイア兄弟車の方が圧倒的に高くなっていることがわかります。

アルファード・ヴェルファイア兄弟車は、エルグランドと同じように高級車扱いがされているモデルですが、果たして大衆ファミリーカーにこれだけの高額車両が必要なのかどうか、疑問です。

意外といける4WDモデル

エルグランドのほとんどのグレードにはFFの2WDモデルと4WDモデルが用意されています。
通常、こういった大衆ファミリーカーには4WDモデルといってもセンターデフにビスカスカップリングや簡素な電磁クラッチを使ったスタンバイ4WD、いわゆる生活四駆と呼ばれるシステムが採用されるのが一般的です。
何を隠そうこのエルグランドに採用されているのもスタンバイ4WD以外の何物でもないのですが、それ以上の性能を持ったかなり贅沢なスタンバイ4WD構造が採用されているのも事実です。

エルグランドの4WDモデルに採用されている4WDシステムは「ALL MODE 4×4」と呼ばれるものです。
構造的にはリヤデファレンシャルギヤのギヤケースに内蔵された電磁クラッチを制御してFF状態から50:50の4WD状態を作り出すといったもので、正式にはスタンバイ4WDに該当します。
しかし、電磁クラッチの制御が絶妙で、スタンバイ4WD特有の「反応の悪さ」「トラクション性能の弱さ」をほとんど感じさせません。

さすがにパートタイム4WDとかパートタイム4WDベースのフルタイム4WDとか、スポーツ4WDほどのトラクション性能は持ち合わせていませんが、一般の大衆車に搭載されている「駆動輪が滑ってしばらくしてから4WD状態になる」ということはなく、ごく自然の気がついたら4WD状態になっていたといったスタンバイ4WDらしくない見事な制御をします。

エルグランドはかなり重たい車でトラクションが逃げにくいのですが、一度スタックすると脱出がかなり難しくなりますので、生活四駆でもそれなりのトラクション性能を発揮させることができる仕組みが必要なのです。

まとめ

現行モデルのエルグランドは2010年に発売開始されたモデルで設計が古く、商品力も弱くなりつつあるモデルです。
しかし、走行性能にかけては国産ミニバンでこのモデルの右に出るものがないといっていいほど優れた性能を持ちますので、ファミリーカーはファミリーカーでも「走りを楽しめる大衆ファミリーカー」といってもいいかと思います。

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