レクサス

レクサスGSが売れないのはクラウンのせい?それともGSがダメなのか?

トヨタの高額モデル専門店のレクサス店から発売されているGS、フラッグシップモデルのLSと比べると買いやすい価格帯とされているのにどういうわけか売れない、それには同じトヨタから発売されているクラウンの存在が影響しているらしいです。

ではクラウンがどう影響しているのかということを含めてGSがどういう車なのかを見ていきましょう。

トヨタ・GSってこんな車

1989年にトヨタの高額モデルを北米エリアで販売するために作られた北米レクサス(当時はレクサス)、オープンと同時にLS(日本ではセルシオ)、ES(日本ではカムリ、ウィンダム)と発売したのちにSC(日本ではソアラ)と同時に第二期モデルとして発売されたのがこのGSです。

当時のGSは日本国内でアリストとして販売されたものを右車線用に作り替えたもので1993年に3リッターNAエンジンを搭載して「GS300」というモデルから始まりました。

その後、アリストや兄弟車のクラウンマジェスタのモデルチェンジにあわせて1998年に2代目モデルS160系を発売することになりました。

その後も定期的にモデルチェンジを繰り返して進化を続けていくと思われていましたが、ここでトヨタは利益のための暴挙にでます
トヨタの高額モデルを北米で売るための販売チャネル」であったレクサス(現・北米レクサス)をなんと日本で展開しはじめたのです。

日本でトヨタの車を売るのであれば、既にいくつかの販売チャネルがあります。
北米エリアで販売していたモデルを日本で売ろうとするのであれば、これらの販売チャネルに組み込んで売ればいいのものの、「レクサス」として、あたかもトヨタとは別の自動車メーカーであるフリをして売ろうということをしたのです。
そもそも「レクサス」という店舗は北米エリアでトヨタの車を売るためのものですからそれを日本に持ち込んでしまったらもう「レクサス」ではありません。

そこから北米エリアにある本来のレクサスを「北米レクサス」と呼び、日本にあるレクサスはレクサスではなく5つ目の販売チャネルとして「レクサス店」と呼ぶことになったのです。

さて、日本でレクサス店がおかれ、モデルチェンジを受け3代目モデルとなったGSも販売されることになったわけですが既存のネッツ店でアリストを、あたらしいレクサス店でGSといった形で同じ車を売ることになってしまいます。
そこでトヨタは一台当たりの販売利益が高いGSを残してアリストを生産終了、アリストの兄弟車であるクラウンマジェスタを格下モデルのクラウンの1モデルとして組み込むことにしたのです。

こうして新たに設けられたレクサス店でGSが売られるようになったわけで、それもそれまであった「アリスト」という呪縛から解放され、GSとして自由な車作りができるような形です。
しかし、トヨタは「1モデルで1商品」などといった無駄なことはしません。
今度はクラウンと関係性を持たせたのです。

クラウンでいうところの2008年に発売された13代目モデルとなるS200系このモデルからGSの兄弟車となったのです。
ボディやインテリアは全く違うものの、プラットフォームやドライブトレーン、サスペンション、一部のエンジンバリエーションなども同じですし、ハイブリッドモデルのGS450hとクラウンのハイブリッドモデルの構造は全く同じです。

GSからしてみれば、クラウンよりも格上のアリストとの兄弟関係を破棄したのちに格下のクラウンとの兄弟関係を持ったことでGS自体が格下げになった形となったわけです。

この関係は2012年に行われたモデルチェンジによって生まれた4代目モデルL10系これが2019年3月現在の現行モデル)においても引き継がれました。

( GS (L10):photo by Shadman Samee

しかし2018年にクラウンだけがモデルチェンジを行ったことで兄弟関係は崩れ、GSだけの独立したモデルとなったのです。

ちなみに2018年に発売されたS220系クラウンは今度はGSの格上モデルとなるLSとの兄弟関係を持つ車となっています。

現状ではL10系GSとS220系クラウンの間には兄弟関係も何も全くない関係となっていますが、クラウンと車格が似ていること、約10年にわたり兄弟関係を持っていたことから今でもGSとクラウンは比較の対象となっており、特に中古車業界ではそういった傾向が強く出ているようです。

トヨタ・GSのモデル構成・グレード構成

(GS-F Sport:photo by CONCAVO WHEELS

GSには5つモデルと17個(!)のグレードが用意されています。

2リッターターボエンジンモデル

2リッターターボエンジンモデルは「GS300」と呼ばれるもので、FRレイアウトの2WDモデルのみの4グレード構成となっています。

・標準グレード
・Iパッケージ グレード
・F SPORT グレード
・バージョンL グレード

標準グレードを基準として、それに・・・

・リヤウィンドウ電動式サンシェード
・リヤドア手動式サンシェード
・本革シート
・シートベンチレーション機能

を追加したのが「Iパッケージ」グレード、そして更に

・スポーツサスペンション
・NAVI・AI-AVS(ショックアブソーバーの減衰力自動調整機能)
・235/45タイヤ
・18インチ×8J version L専用デザインアルミホイール
・アダプティブハイビームシステム
・後席サイドエアバッグ
・三眼フルLEDヘッドランプ
・ヘッドランプクリーナー
・ドライブモードセレクトスイッチ(SPORT S・SPORT S+・CUSTOMIZEモード付)
・本木目+本革ステアリング
・バンブー+本革ステアリング
・セミアニリン本革シート
・運転席・助手席18Way調整式パワーシート
・助手席 電動オットマン
・助手席制御システム
・コントロールパネル付後席センターアームレスト
・3席独立温度・吹出口自動調整オートエアコン
・リヤシート シートヒーター

と豪華な装備を追加したのが最上級グレードとなる「バージョンL」となります。

そしてレクサス店販売モデルではおなじみのスポーティーグレードの「F SPORT」グレードですが、こちらは「Iパッケージ」グレード相当の装備に下記のようなF SPORT専用パーツなどがつけられているグレードです。

●F SPORT専用パーツ

・F SPORTグレード専用フロントグリル
・F SPORTグレード専用フロントバンパー
・F SPORTグレード専用リヤバンパー
・スポーツサスペンション
・NAVI・AI-AVS(ショックアブソーバーの減衰力自動調整機能)
・F SPORTグレード専用φ334mmベンチレーテッドディスクローター(フロント)
・235/40フロントタイヤ
・265/35リヤタイヤ
・19インチ×8J F SPORT専用デザインフロントアルミホイール
・19インチ×9J F SPORT専用デザインリヤアルミホイール
・F SPORTグレード専用リヤスポイラー
・F SPORTグレード専用TFT液晶式メーター
・F SPORTグレード専用ディンプル本革ステアリングホイール
・F SPORTグレード専用ディンプル本革セレクターノブ
・F SPORTグレード専用アルミ製スポーツペダル
・F SPORTグレード専用フットレスト
・F SPORTグレード専用スカッフプレート
・F SPORTグレード専用運転席16Way電動調整機能付本革シート

F SPORT」グレードは、ブレーキ性能が多少高められていますが基本はドレスアップモデルと見るとよいでしょう。
速く走るためのグレードではなく、見栄を張るグレードです。

3.5リッターガソリンエンジンモデル

3.5リッターガソリンエンジンモデルは「GS350」と呼ばれるモデルです。
グレード構成は2リッターターボエンジンモデルの「GS300」と同じ4グレードですが、駆動方式に関してはGSで唯一の4WDモデルが全グレードに設定されています。

・標準グレード
・Iパッケージ グレード
・F SPORT グレード
・バージョンL グレード

グレード間の装備の違いも2リッターターボエンジングレードとほぼ同じです。
ただ僅かに違うところがありますのでその部分を上げておきます。

●全グレード
サウンドジェネレーターの採用

●「F SPORT」グレードのみ
・ギヤ比可変ステアリング
・2ピースφ356mmベンチレーテッドディスクローターディスク(2WDのみ)
・VDIM (2WDのみ)
・LDH(2WDのみ)

2.5リッターハイブリッドモデル

2.5リッターハイブリッドモデルは「GS300h」と呼ばれています。
グレード構成はガソリンエンジンモデルとほぼ同じで、駆動方式はハイブリッドシステムの構造上、FRの2WDのみとなります。

・標準グレード
・Iパッケージ グレード
・F SPORT グレード
・バージョンL グレード

グレード間の装備の違いも「GS300」に準ずる形となりますのでここは省略させていただきます。

3.5リッターハイブリッドモデル

3.5リッターハイブリッドモデルは「GS450h」と呼ばれるモデルで、GSのハイブリッドモデル系で一番上のモデルとなります。
このモデルでもグレード構成はガソリンエンジンモデルとほぼ同じ、駆動方式もFRの2WDのみとなります。

・標準グレード
・Iパッケージ グレード
・F SPORT グレード
・バージョンL グレード

グレード間の装備の違いは「GS300」や「GS350」などとほぼ同じですので、こちらも省略させていただきます。

こうしてみるとよくわかるのですが、どうやらこのGSのグレード構成はモデルが違っても同じパターンが与えられているようです。

Fモデル

レクサス店販売モデルには、Fモデルというスポーツモデルがしばしば作られます。
このGSシリーズにもFモデルが作られており「GS F」と呼ばれています。

GS FはGSをベースにして作られたスポーツモデルで、車体は他のGSと全く同じながらパワーユニットから装備に至るまでスポーツモデルらしい部品を与えられています。
性能的にもかなり優れたものを持ちますが、ただ他のスポーツモデルのように最初からスポーツモデルを作るために開発されたものではなく、あくまでもラグジュアリーセダンのGSをベースにして作り変えられただけスポーツ転用モデルですので、パワーと車体とのアンバランスさは隠しきれていません。

グレードはモノグレードで、駆動方式もFRの2WDだけとなります。

・標準グレード

装備に関してはあちこちにFモデル専用のパーツが付けられていますので、ほかのGSと比べてみるとかなりの違いがあります。

目立つ部分だけ挙げておきましょう。

・カーボン製グリルロアモール
・カーボン製リヤスポイラー
・4連エキゾーストディフューザー
・アクティブサウンドコントロール
・TVD(ヨーコントロール)
・GS F専用チューンドサスペンション
・GS F専用ブレーキシステム

フロント:
ブレンボ製6ポッド対向ピストンアルミキャリパー
φ380mmスパイラルフィン式ベンチレーテッドディスクローター

リヤ:
ブレンボ製4ポッド対向ピストンアルミキャリパー
φ345mmスパイラルフィン式ベンチレーテッドディスクローター

・タイヤ フロント:255/35 リヤ:275/35
・BBS製鍛造アルミホイール フロント:19インチ×9J リヤ:19インチ×10J
・サイドエアアウトレット
・ロッカーモール
・ボディフルアンダーカバー
・エアロスタビライジングフィン
・スポーツモード付VDIM
・上下加速度センサー付ABS
・アナログスピードメーター&大径センターメーター
・8速パドルシフト
・運転席・助手席アルカンターラ/セミアニリン本革ハイバックスポーツシート

トヨタ・GSの動力性能

GSには4つのエンジンバリエーションがあります。

2リッターターボエンジン

・エンジン型式:8AR-FTS
・エンジン排気量:約2.5リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:半直噴
・過給器:ターボチャージャー

スペックは・・・

・最大出力:245ps/5800rpm
・最大トルク:35.7kgf・m/1650~4400rpm

※リッターあたり:約123ps

このエンジンはGS300に与えられているエンジンでいわゆる「ダウンサイジングターボ」エンジンとして低燃費のためのターボエンジンとなります。
そのため、2リッターターボエンジンであれば300ps以上は狙えるのに245psに抑えられてしまっています。
ハリアー・NX兄弟車やS200系クラウン、IS、RXなどといったモデルにも採用されているものと同じエンジンです。

3.5リッターNAエンジン

・エンジン型式:2GR-FKS
・エンジン排気量:約3.5リッター
・エンジン形状:V型
・シリンダー数:6気筒
・バルブ構造:DOHC24バルブ
・燃料供給:半直噴

スペックは・・・

・最大出力:316ps/6600rpm
・最大トルク:38.7kgf・m/4800rpm

※リッターあたり:約90.2ps

このエンジンはGS350に搭載されているエンジンで、トヨタが北米向けに発売しているピックアップトラックの「タコマ」に搭載されているものと同じものです。
エンジン排気量が3.5リッターもありながらやっと300psを超える程度のパワーしかないのは、単に燃費性能が悪くなるのをトヨタが怖がっているからです。

2.5リッターハイブリッドシステム

●エンジン
・エンジン型式:2AR-FSE
・エンジン排気量:約2.5リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:半直噴

●電気モーター
・形式:1KM型

スペックは・・・

●エンジン
・最大出力:178ps/6000rpm
・最大トルク:22.5kgf・m/4200~4800rpm

●電気モーター
・最大出力:143ps
・最大トルク:30.6kgf・m

※システムパワー:220ps
※リッターあたり:約88ps

ハイブリッドモデルの廉価モデルとなるGS300h用のパワーユニットといてもさすがにこのパワーはいただけません。
「ハイブリッドモデルだからパワーがなくて当たり前」・・・ではありません。
特に車両重量1.7トン以上にもなるこのモデルでは220psはあまりにも非力過ぎませんか?

3.5リッターハイブリッドシステム

●エンジン
・エンジン型式:2GR-FXE
・エンジン排気量:約3.5リッター
・エンジン形状:V型
・シリンダー数:6気筒
・バルブ構造:DOHC24バルブ
・燃料供給:半直噴

●電気モーター
・形式:1KM型

スペックは・・・

●エンジン
・最大出力:295ps/6000rpm
・最大トルク:36.3kgf・m/4500rpm

●電気モーター
・最大出力:200ps
・最大トルク:28.0kgf・m

※システムパワー:348ps
※リッターあたり:約99.4ps

GS350hに与えられるこのパワーユニット、2.5リッターハイブリッドモデルと比べるとはるかにパワフルでハイブリッドモデルながらに運転を楽しむことができるでしょう。
ただ、ハイブリッドモデルというのは、燃費性能が最優先でなければいけませんので、それによってはこのパワーは無駄になる可能性があります。

5リッターNAエンジン

・エンジン型式:2UR-GSE
・エンジン排気量:約5リッター
・エンジン形状:V型
・シリンダー数:8気筒
・バルブ構造:DOHC32バルブ
・燃料供給:半直噴

スペックは・・・

・最大出力:477ps/7100rpm
・最大トルク:54.0kgf・m/4800~5600rpm

※リッターあたり:約95.4ps

477psという圧倒的なパワーを発揮するこのエンジンは、GS Fのみに与えらえるエンジンです。
このパワーの源は5リッターというエンジン排気量で、7100rpmで最大出力を発揮するという高回転型エンジンになっているのも昨今のトヨタのエンジンにしては珍しいことです。
ただ、D-4Sという半直噴技術が採用されていることからスラッジが非常に多く発生し、エンジンオイルの交換もさることながら定期的にエンジンを開けて「カーボン取り」をしないと477psといったハイパワーを発揮させ続けることができません。
普通のポート噴射だけでいいのでは?と思います。

トヨタ・GSの走行性能

GSはトヨタのフラッグシップモデルであるLSのすぐ下の位置にいるラグジュアリーセダンモデルですので、スポーツモデルのようにとり絶立て優れた走行性能を持っていなくても許される車です。
特にこのモデルのメインマーケットとなる北米エリアでは走行性能を軽視する傾向が強いのでそういったことに甘えたつくりがされています。

トランスミッション

トランスミッションは3つ用意されています。

●6速オートマチックトランスミッション
このトランスミッションはGS350にだけ用意されているフルタイム4WDモデルに採用されているものです。
トヨタでの名称は「6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速オートマチック)」と呼ばれるもので、早い話がごく普通のトルクコンバーター式の6速オートマチックトランスミッションです。
特に取り柄はありません。

●8速オートマチックトランスミッション
これはGS300GS350の2WDモデルGS Fに搭載されるオートマチックトランスミッションです。
名称的には「8-Speed SPDS (電子制御8速オートマチック)」となりますが、こちらもごく普通のトルクコンバーター式の多段式オートマチックトランスミッションで、変速スピードを速くし、パドルシフトやマニュアルモードを追加しただけのものです。
GS Fに採用されているものにだけ「SPORT S+」という変速パターンモードが仕込まれています。
何やらニュルブルクリンクのサーキットを走った時の変速パターンらしいですが、日本国内の公道で使うにはただ単にエンジン回転数が高くなるように制御されているだけに過ぎません。

●ギヤ式無段変速機
これはGS350hGS300hに使われているハイブリッドシステムの一部として組み込まれているトランスミッションで、ハイブリッドシステムのクラッチと遊星ギヤによる無段変速機をあわせたものです。
基本的にはアクアやプリウスなどに使われているものと同じでFF用をFR用に改良しただけのものといえます。
ガソリン代を気にしながら走る方には最適なトランスミッションです。

ボディ剛性・強度

北米向けに作った車でありながらやはりコストを抑えるために鋼材の質を落とし、フレームの厚みもだいぶ薄くされています。
GS Fでは少しだけ補強策が取られていますが、逆にいえば補強をしなければスポーツ走行ををする車を作ることができないぐらいの軟な骨格しか持っていないということです。

人馬一体?とんでもない話です。

やはりトヨタの車はボディ剛性に何があります。

サスペンション構造

軟なボディでまともに動きませんが一応、サスペンション構造にもそれなりの技術が使われているようです。
基本構造はフロントにダブルウィッシュボーン、リヤにマルチリンクといった高額車両で定番となる組み合わせとなります。
スプリングはコイルスプリングでショックアブソーバーは「NAVI・AI-AVS」と呼ばれるカーナビの道路情報を見ながら減衰力を自動調整するという何とも無駄でおせっかいな機能が付けられているものが採用されています。

GS Fにはスポーツ走行に適した固めのセッティングがされたスプリングやショックアブソーバーが採用されているようですが、むしろGSすべてにこの組み合わせをつけてもらいたいぐらいの硬さしかありません。
もしGS Fを購入して本格的にスポーツ走行を楽しもうと思うのでしたら大幅な軽量化と足周りをすべて交換した方がいいでしょう。

トヨタ・GSの燃費性能

●2.5リッターターボエンジンモデル(GS300)

・カタログ燃費:最大13.2km/L
・実燃費:約9km/L

●3.5リッターエンジンモデル(GS350)

・カタログ燃費:最大10.8km/L
・実燃費:約6km/L

●2.5リッターハイブリッドモデル(GS300h)

・カタログ燃費:最大23.2km/L
・実燃費:約13km/L

●3.5リッターハイブリッドモデル(GS350h)

・カタログ燃費:最大18.2km/L
・実燃費:約9km/L

●GS Fモデル

・カタログ燃費:最大8.2km/L
・実燃費:約4km/L

搭載されているエンジンのエンジン排気量が全体的の大きいのでカタログ燃費でもあまり良くありません。
そして実燃費ですが・・・やっぱりこんなものです。

トヨタ・GSのライバルは?

ここでは他社のライバルモデルではなく、引き合いに出されることが多いS220系クラウンと比較してみましょう。
比較するグレードは・・・

・GS:GS350h標準グレード
・クラウン:「3.5ハイブリッド RSアドバンス」グレード

とします。

エンジンスペック比較

●GS350h

エンジン:2GR-FXE
電気モーター:1KM型

の組み合わせでスペックは・・・

エンジン
・最大出力:295ps/6000rpm
・最大トルク:36.3kgf・m/4500rpm

電気モーター
・最大出力:200ps
・最大トルク:28.0kgf・m

※システムパワー:348ps

●クラウン

エンジン:8GR-FXS
電気モーター:2NM型

の組み合わせでスペックは・・・

エンジン
・最大出力:299ps/6600rpm
・最大トルク:36.3kgf・m/5100rpm

電気モーター
・最大出力:180ps
・最大トルク:30.6kgf・m

※システムパワー:359ps

クラウンのハイブリッドモデルはLSのハイブリッドモデルと全く同じ構成を取っていますので、事実上格上モデルとなる関係上、パワーもクラウンの方が上となるようです。

燃費比較

●GS350h:最大18.2km/L
●クラウン:最大18.0km/L

システム的にほぼ同じようなものですので、燃費性能が近い数字になるのも当然かと思います。
ガソリン代のことを最優先にして考えた場合は、「どちらでもいい」という結果が出ました。

販売価格帯比較

販売価格帯はそのモデル全体の価格で見てみます。

●GS:約579万円~約1119万円
●クラウン:約461万円~約719万円

クラウンが売れて、GSが売れないのは、どうやらこの販売価格帯が最大の原因であるようです。

まとめ

GSが売れない理由・・・クラウンと比較してよくわかりました。
一言・・・

「価格が高すぎる」

です。

クラウンは今回のモデルからGSより車格が上のLSをベースにして作られるようになりました。
ということは、細かいところを除いた基本的な部分はGSよりクラウンの方が格上で本来であれば、クラウンの方が価格が高くてもおかしくないのです。

更に性能面に関してもGS Fを除いて考えればGSもクラウンもどっこいどっこいです。
それなのにクラウンが圧倒的に安い価格で売られているのではだれもGSなど買いませんし、買うわけがありません。

クラウンであの価格で売れるのだったら、GSも媚を売るような営業マンがいたとしてももっと安く売ることができるのではないでしょうか。

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